碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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言葉の備忘録47 浦沢直樹『MONSTER』

2011年03月21日 | 言葉の備忘録

浦沢直樹さんの『MONSTER モンスター』を、第1巻から読み直している。

その第10巻。

刑事のスークがグリマーに問いかける。

「僕にはもう・・・わからない。
 何を信じればいいのいか・・・」

グリマーが答える。

「信じられるのは、自分だけだ! 
 最後に信じられるのは、あんた自身だ」


また別のシーン。

グリマーがテンマに向かって投げる言葉が今回、“備忘録入り”です。



誰だって、いろんな罪を背負ってる。
その罪は消えない。
でも、やらなきゃいけないことがある。
――浦沢直樹『MONSTER』