地震の被害状況が明らかになるにつれ、津波の怖さ、破壊の凄まじさに圧倒される。
テレビの映像を見ていて、一瞬、映画『TSUNSMI~ツナミ』や『ヒアアフター』を思い出した。
しかし、これはフィクションでもSFXでもなく、実際の出来事なのだ。
「壊滅」という文字がこうして具現化されるとは。
現在、気になるのは、宮城県南三陸町だ。
「住民約1万7千人のうち9500人と連絡がとれない」と報じられている。
一人でも多くの人が無事であって欲しい。
さて今週、「読んで(書評を)書いた」のは、以下の本です。
北野 武
『超思考』(幻冬舎)
百田尚樹
『錨を上げよ』上・下(講談社)
ローリー・アン・フリーマン 橋場義之:訳
『記者クラブ~情報カルテル』 (緑風出版)
吉田秀和
『永遠の故郷 夕映』(集英社)
葛葉康司
『辻打ち』 (学研M文庫)
佐々木信夫
『都知事~権力と都政』(中公新書)
・・・・都知事選に「出ない」と言っていたが、結局「出る」と言い出した石原都知事。
佐々木さんの本を読むと、なぜそれほどに「都知事」に執着するのか、その辺りも頷ける。
* 書いた書評は、発売中の『週刊新潮』最新号(3月17日号)に
掲載されています。