碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで書いた本」 2011.03.12

2011年03月13日 | 書評した本たち

地震の被害状況が明らかになるにつれ、津波の怖さ、破壊の凄まじさに圧倒される。

テレビの映像を見ていて、一瞬、映画『TSUNSMI~ツナミ』や『ヒアアフター』を思い出した。

しかし、これはフィクションでもSFXでもなく、実際の出来事なのだ。

「壊滅」という文字がこうして具現化されるとは。

現在、気になるのは、宮城県南三陸町だ。

「住民約1万7千人のうち9500人と連絡がとれない」と報じられている。

一人でも多くの人が無事であって欲しい。


さて今週、「読んで(書評を)書いた」のは、以下の本です。

北野 武 
『超思考』(幻冬舎)

百田尚樹 
『錨を上げよ』上・下(講談社)

ローリー・アン・フリーマン 橋場義之:訳 
『記者クラブ~情報カルテル』 (緑風出版)

吉田秀和 
『永遠の故郷 夕映』(集英社)

葛葉康司
『辻打ち』 (学研M文庫)

佐々木信夫 
『都知事~権力と都政』(中公新書)


・・・・都知事選に「出ない」と言っていたが、結局「出る」と言い出した石原都知事。

佐々木さんの本を読むと、なぜそれほどに「都知事」に執着するのか、その辺りも頷ける。

* 書いた書評は、発売中の『週刊新潮』最新号(3月17日号)に
  掲載されています。