碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

30万人の皆さんに感謝です

2011年03月10日 | テレビ・ラジオ・メディア

今日、3月10日で、このブログの訪問者が、トータルで30万人を超えました(300,626IP)。

閲覧の総数も789,408PVと、もうすぐ80万件。

ありがとうございます。

2008年4月のブログ開始からほぼ丸3年。

20万人に達したのは昨年の11月29日のことでしたから、この4カ月で10万という数字が加わったことになります。

何だかすごいですねえ(笑)。

都市は、人口が30万人以上になると、「特例市」から変わって、「中核市」と呼ばれるようになります。

30万人だと、福岡の久留米市や、三重県の四日市市と同じくらい。

「中核市」の次は「政令指定都市」であり、こちらは50万人以上。

まあ、我がブログとしては当分先のことでしょう(笑)。

というわけで、これからも変わらず、自分の目や耳やアタマで、こつこつと「見たり、聴いたり、読んだり、書いたり、話したり、時々考えてみたり」していきますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


“お仕事女子”応援ラブコメ『恋とニュースのつくり方』

2011年03月10日 | 映画・ビデオ・映像

ダイアン・キートン、ハリソン・フォードが出ているというので、『恋とニュースのつくり方』(原題は「Morning Glory」)を観てきた。

ラブコメというか“お仕事ラブコメ”って感じの1本。

テレビの朝ワイド、朝のワイドショーが舞台です。

日本のテレビ界も視聴率が番組存廃のカギとなるが、アメリカはまた何倍もシビアだ。

ヒロインである女性プロデューサーのベッキー(レイチェル・マクアダムス)は地方局をクビになるけど、ニューヨーク発全国放送の朝番組に抜擢される。

この朝番組が凡庸にして退屈で、視聴率も最低だ。

これを彼女がどうしていくか、が軸。

元ミス・アリゾナのおばさまキャスターのコリーン(ダイアン・キートン)と、今や高齢者となった有名ジャーナリストで大物キャスターのマイク(ハリソン・フォード)がペアを組んでの出演となるが、まあ、この二人を御するのが大変なんだ。

特にプライドいっぱいのマイクは、「報道は聖なる神殿だぞ!」と言い切る人だから、柔らかネタが並ぶ朝ワイドに文句たらたらで、非協力的。

スタッフから「世界で3番目に嫌な奴」なんて言われる。

他の2人は?

確かキム・ジョンイルとアンジェラ・ランズベリーと言ってた。

アンジェラ・ランズベリーって、「ジェシカおばさんの事件簿」の?

それにしてもダイアン・キートンも、ハリソン・フォードも、よくこの仕事受けたなあ(笑)。

レイチェル・マクアダムスは、大御所二人を相手に大健闘だ。

やがてベッキーは、上司から「6週間で視聴率を上げなければ番組を打ち切る」と宣告される。

ここからですね、面白くなるのは(笑)。

なりふり構わず、これと思った企画を敢行するベッキー。

そんな中で、コリーンはもちろん、マイクも徐々に変っていく。

そして番組は・・・という展開だ。

まあ、ベッキーが恋愛も後回しにして、とにかくよく働きます。

本当は、「視聴率至上主義のテレビ」を批判する社会派的内容にするほうが簡単かもしれない。

でも、こういう風に、「とはいえ、私は仕事が好きだし、やるだけやるんだ」と頑張っている“お仕事女子”を応援する方向もいいじゃん、と思えた。

ただし、視聴率の上げ方のあれこれは、「ありゃまあ」というものだけどね(笑)。