碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

松本にて

2012年02月05日 | 日々雑感

講演があり、松本へ行ってきた。

駅前は整備が行われたようで、やけにきちんとしている。

でも、昔の松本駅を知っている者としては、ますます日本中にある「同じような駅と駅前」になっていくようで、勝手な感慨だとわかっていても、少し残念。

駅から講演会場のある街の中心部へと歩く。

高校時代、帰り道の途中で、ほぼ毎日立ち寄った本屋さんの「遠兵(えんひょう)」も、「鶴林堂(かくりんどう)書店」も今はない。

これは寂しい。





現在も当時と同じように迎えてくれるのは、女鳥羽川沿いにある民芸茶房「まるも」だ。

松本に来た時には必ず寄る。





松本民芸家具の椅子やテーブル、昔ながらのほどよい暗さにほっとする。

450円のブレンドコーヒーを飲みながら、講演内容の最終チェック。

「今度は、もっとゆっくりとした時間を、ここで過ごしたいなあ」と思いつつ、2月の信州らしい冷気につつまれた外に出ました。