NHK・BSプレミアム
『こだわり男とマルサの女(1) 宮本信子 天才との日々』を見た。
伊丹十三さんと宮本信子さん。
伊丹さんにはテレビマンユニオン時代に何度かお会いしている
また宮本さんとはドラマの仕事でご一緒したことがある。
伊丹さん没後15年。
面識のあるこの二人が、私生活では、どんな夫婦だったのか。
それが、ドキュメンタリーと再現ドラマで描かれたわけで、興味深く見させてもらった。
アイロンのマッサージ。
自然食へのこだわり。
サンタクロース論議。
何に対しても厳格で理論的な伊丹さん。
子供たちは緊張状態が続く。
でも、面白い子育てだ(笑)。
しかし、仕事のほうはどうも充実しない。
講演など続けながら、自分のことを「空っぽの器」と言う伊丹さん。
伊丹さんを演じたのは平岳大(父:平幹二朗、母:佐久間良子)。
宮本さん役は、近衛はな(父:目黒祐樹、母:江夏夕子、伯父:松方弘樹)。
なかなかのキャスティングだなあ(笑)。
この新鮮な組み合わせ、だんだん二人が「ある夫婦」「ひとつの夫妻」に見えてきた。
やがて、伊丹さんは、ついに映画にたどりつく。
インタビューで、「いつかそうなると思っていた」と宮本さん。
なぜ?と問われて、「伊丹万作の子供だからです」。
この場面、いいなあ(笑)。
明日のパート2は、「映画監督・伊丹十三」編となるらしい。
こちらも見てみたい。