碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

突然ですが、ナイキ ハイパーエンフォーサー

2012年02月08日 | 日々雑感

高校2年生の息子が、ニコニコしながら帰宅した。

“憧れの”バスケットシューズを手に入れたそうな。

この黄色いやつ、「NIKE ZOOM HYPER ENFORCER」っていうんだって。

なんでも、「ハイパーフューズとハイパーダンクのいいとこどり」で出来ており、軽い上に、通気性やサポート性も高い“すぐれもの”だという。

現在、学校が入試の最中で、受験生に対する案内係を担当しており、しかも若干のバイト料が出るらしく、それを当て込んでの購入とのこと。

で、記念にこのブログにアップしておいて、と頼まれた(笑)。

中等部入学以来のバスケ部も、引退まで残り半年となり、貴重な
“現役時代”の最後を、このシューズで元気に過ごすのだそうだ。

ま、よくわからんが(笑)、そういうわけでハイパーエンフォーサー、
「海外限定カラー」の鮮やかさであります。


NHK「地球イチバン」は、大人の“円高還元番組”

2012年02月08日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

『日刊ゲンダイ』に連載している番組時評「TV見るべきものは!!」。

今週は、NHK「地球イチバン」を取り上げました。


こんな“円高還元番組”なら歓迎

円高の影響もあり、「世界!弾丸トラベラー」「アナザースカイ」(ともに日本テレビ)など海外旅行をテーマにした番組が目立つ。

これらの番組、確かに「少し得した気分」になれるが、中高年にはテーマや出演者が若すぎるケースもある。そんな向きにオススメはNHKの「地球イチバン」だ。

先週、旅人・大高洋夫が訪ねたのはノルウェー領のロングイヤービエン。「地球で一番北の町」だ。北極点に近く、一年の半分は太陽が沈まない白夜で、半分は真っ暗なままの極夜。

冬は連日マイナス30度という厳しい環境だが、なんと44ヶ国から人が移り住んできている。理由は、この町が国籍に関係なく仕事と住居さえ確保すれば誰でも自由に住める「フリーゾーン」という場所だからだ。

大高が出会ったのは炭鉱労働者のミラン。クロアチアから逃れてきたセルビア人で、親兄弟を戦争で失った彼は妻と幼い子供を連れて移住したのだ。

そして今、高校生になった息子が自分なりの道を歩もうとするのを、少し寂しく感じながらも応援している。「家族」をめぐる大高との対話には人種を超えた父親の思いがあった。

スタジオには司会の渡辺満里奈と大高、そしてゲストの鳥越俊太郎などがいる。ミラン一家の話題をきっかけにクロアチア紛争の背景に触れるなど、単なる「いい話」で終わせらない演出にも好感がもてた。

こんな“円高還元番組”なら歓迎だ。

(日刊ゲンダイ 2012.02.07)



・・・・・先々週の「地球でイチバンきゅーくつな島」も面白かったなあ。

野球のグラウンドくらいの広さに、1200人が暮らしている島は、まさに共同体。

いや、小さな地球だと思った(笑)。