碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで(書評を)書いた本」 2012.02.26

2012年02月26日 | 書評した本たち

今日は2月26日。

「二・二六事件」が起きたのは76年前、1936(昭和11)年のことだ。

二・二六、昭和維新、昭和史、昭和天皇、福田和也(笑)という具合に連想ゲーム的に思い浮かび、札幌駅の弘栄堂書店で、福田さんの新著『死ぬことを学ぶ』(新潮新書)を購入。

電車、飛行機と読み継ぎながら帰京した。

この中で、福田さんが「辞世めいたもの」として、以下のように記しています。


キリギリス極道よりも極道に

短夜や殺されもせで一教授



さて、どのように解釈したらいいのか(笑)、じっくり考えねば。


今週の「読んで(書評を)書いた本」は、以下の通りです。
 
白石一文 
『幻影の星』 文藝春秋

掛尾良夫 
『「ぴあ」の時代』 キネマ旬報社

東野圭吾 
『歪笑小説』 集英社文庫

太田治子 
『夢さめみれば~日本近代洋画の父・浅井忠』 朝日新聞出版社

宇都宮 聡・川崎慎司 
『日本の恐竜図鑑~じつは恐竜王国日本列島 』 築地書館


* 上記の本の書評は、
  発売中の『週刊新潮』(3月1日号)
  に掲載されています。