遊びをせんとや

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蛍見物

2022-05-25 06:53:28 | 美しい物
歩いて行けるところに姫蛍が生息している。
この季節、湿地に沿った小さな道を歩くと、柵の向こうに蛍が光っているのが見える。

23日の月曜日の晩が最盛日だったが、行きそびれた。

昨晩は天気も良く、風もない。
「今日しかない。」
と8時くらいから出かける。

残念ながら、月曜日の夜中に雷雨があったので、少し数が減ったみたいだ。
月曜日の晩は900観測されたそうだ。

昨年までの2年間はコロナ禍でこの道は閉鎖されていた。

3年振りの蛍見物。

かつてはクリスマスツリーのイルミネーションがごとく光っているのを観たこともある。
それに比べれば目にする数は10分の1くらいだった。

この小さな道目指して、遠くから車で来る人もいる。

湿地沿いの道にはわざと灯がないのでよく見える。

いつもこの時期は行事が重なっていたり、忙しい時期なので見逃す年も多かった。びっくりしたのは柵沿いにびっしり三脚を立てて、カメラを構えている人の多いこと。中には椅子まで出している人もいる。高感度カメラで蛍の輝きを捉えようということだ。

足元をわざわざ懐中電灯を照らして歩く人。
蛍が光っている湿地帯に懐中電灯の光を当てる人。
何だかと思う人もいる。
かなりの人が暗い中楽しんでいた。

ほんのたまに手元まで飛んでくる蛍もいる。
遠くで元気に光っている者もあり、だんだんと光が弱くなって足元の草むらでほのかに光っている者もある。

短い生を必死で光を放っている蛍を観ているとその健気さに胸が熱くなる。

今日も必死で楽しまないとと思った瞬間だった。

ちょうど一時間の蛍見物。