談合の疑い消えないのに賛成していいのですか?

2007-09-05 00:52:28 | Weblog

2007年第3回定例会が、今日9/4、始まりました。

20本の議案のうち、16本は今日審議が行われました。
共産党の時間は15分。
本当に、時間が無くて、聞きたいこと、言いたいことが十分いえない議会でした。


ちなみに先日配分時間を自民19分と書きましたが、
自民は自治の会・島崎議員が入っていたので、21分でした。訂正してお詫びします。

サテ、私に談合情報が寄せられた下宅部遺跡の収蔵庫を含めた「縄文体験館」の契約議案です。
東村山市のホームページをご覧頂けたでしょうか

念のため入札結果を記しますと、

東村山市が算定した予定価格は1億8096万円 
 第1位 落札者の価格    1億7990万円 99.46%
 第2位  同上         1億8000万円 99.46%
 第3位  同上         1億8000万円 99.46%
 第4位  同上         1億8000万円 99.46%

 第5位  同上         1億8050万円 99.74%
 第6位  同上         1億8080万円 99.9 %
 第7位  同上         1億8090万円 99.96%
 第8位  同上         1億8096万円 100%
 第9位  同上         1億8096万円 100%
 他3社は辞退

以上の入開札結果を見て、この事業は適正に契約が行われたと考えることの出来る市民がどれほどいるでしょうか?

私の質疑に対し、
『希望制指名競争入札 であり、電子入札だから、透明性が確保できて、談合は排除されたと考える』
との答弁がされましたが、

談合をしようと思えば、お互いに希望を出す相談をして、入札価格を相談することは十分に可能です。
行政は、
「事前に、行政への談合情報は無かったので、正常に行われた」、
99.46%の高率にお落札についても、
企業が高率で入札することはあり得る」 
などと答えましたが、

では、「積算単価を引き下げたのか」との問いには
「引き下げていない」と答え

また、「高率の落札はおかしい」といえば
「建築資材が値上がりしているから、最低価格を下回らなければ契約の履行はOK」と答え、
「最低価格は幾らか」との私の問いに
「1億5200万円」と答え、
はしなくも、行政が高率でなくても事業は可能と考えていること、落札価格との乖離の激しさを露呈しました。

さらに、高率落札は「建築資材が値上がりし、企業が利益確保を考えた結果だ」という答えに、
最低価格の積算根拠を訪ねましたが、
「条例に基づいた」との答えに終始。単純に80%をかけただけ、
その整合性についての説明はありませんでした。

これで、本当に、市民の財産(市税)を効率よく使って、少ない費用で、大きな効果を得るという理念での、仕事にまい進しているとは、とても思えない質疑応答でした。

日本共産党を代表して、私が、
収蔵庫は、必要な施設であるが、この契約案件は、談合の疑惑が払拭できない
と、反対の討論をしました。

この、議案に賛成したのは自民・自治クラブ、公明、民主でした
反対は、日本共産党、草の根市民クラブ、希望の空、地元の力、生活ネットでした

これで賛成したのでは、こんな議会はいりませんよね~

議会が、しっかりと役割を果たすためには、市民の監視が重要です