病院で、次の病院探すようにいわれ涙ー当の本人(夫)もつらそう

2010-05-26 14:31:48 | 高齢者問題
今日地域の知り合いを訪ねました。
ご主人が入院されたと聞いたからです。

多摩北部医療センターに入院して2ヶ月になるとか…
はじめは胃に直接管をいれ栄養を取らなければね~
と言われていたそうですが、流動食を食べられるようになり
そしたら、言葉も出てきたとか

看護師さんたちが一生懸命世話をし、
「今日はこんなことがあったと嬉しそうに報告してくれるのよ」
と奥さん。

でも、点滴をしているのに、どこかに行きたいと思うらしく動くので手足など固定されていてかわいそう。私がいる間は、はずしてあげるのと、看病の有様を話してくれた。

深刻なのはここから、
実はまもなく入院3ヶ月になるので転院先を探すよういわれているの と言う

看護師さんが「3ヶ月を過ぎると高齢者の場合、診療報酬といって病院に入るお金が減らされるので、入院をさせては置けない」という。
そして飯能の病院を紹介してくれた。
でも、飯能では毎日私が通えない、またせっかくよくなってきているのに元に戻るかも知れない、そんなことになってほしくない。
さらには 入院費用が20万円掛かるらしいがそんなお金は年金では払えない。

こんな話をご主人のベットの横で話しを聞いていると
当の本人が 痴呆とはいえ、このごろ話している意味がわかるみたいで
だんだんうなだれるそうだ

奥さんはそのご主人の気持ちもわかって
つい泣いてしまったと言うのである。

奥さんの切ない思いに、高齢者に対する理不尽な医療制度を作った自民党の政治に怒りがわく。
説明している看護師が悪いわけでもない、

奥さんは、家に連れ帰ろうにも、職人であったご主人は体力があり、自分の好きなように出かけたり、動いたりすることを押しとどめることができない。
本当は体が元気なことは喜ばしいことだけど、
寝たきりにならなければ 家で見られないと言うことも情けないよね~
と、涙ぐんでおっしゃる。

高齢者のこうした病院たらいまわしはもう何十年も続いている。
後期高齢者医療制度でますます悪くなった。
年をとることが、政治の現場では悪にしか見えないのかと言いたい。

でも、こうした制度は、国民の多くが支持した 自民党、当時自民党の中にいた小沢氏や鳩山氏や、今自民党から離れて新党を作り国民の表を掠め取ろうとしている国会議員たちが決めたのである。
こうしたことに対する改善はいまだにこれらの党からは提案がされていない。
年寄りが増えて金が掛かることだけが喧伝されている。

今の社会を作ってきたのは
間違いなく 今高齢者と呼ばれている人たちなのに・・・

政治の本当の姿を見てもらいたいと思う