あだち若者サポートセンターを視察

2010-11-10 20:16:33 | 政治
今日10日
足立区の若者就労支援センター、あだち若者サポートセンターを日本共産党東村山市議団の3人、清沢議員、山口議員、私福田で視察しました。

就職難で、正社員になることが出来ない、人間関係で仕事が続かない、面接を何度受けても就職できない等々、こうした15歳から39歳までの若者の就職活動をサポートする事業です。

北千住駅に近い、旧区役所後に作られた東京芸術センタービルの中、ハローワークと同じフロアにある同センターを訪ねました。

足立区産業経済部就労支援課の小塚課長さんにご説明を頂きました。

この事業は厚生労働省の委託事業で、H18年度から実施、今年で5年目を迎えているそうです。
事業を始めたきっかけは、足立区は都内23区の中でも生活保護世帯が多く、一般会計の財政規模2400億円、しかし、区民税は300億円程度しかない状況で、生活保護費が400億円にも登っている。

準要保護世帯は、死活保護基準の1.1倍にも拘らず、40~45%を占め、高校への進学率も他区に比して低く、また進学しても中途退学が多く貧困の連鎖が断ち切れない。
若者の失業率も高く、他自治体の倍はいる。
フリーターの長期化と高齢化
非正規はキャリアが積めないので正社員にもなりにくい。
このままでいけば、将来の生活保護受給者となることは容易に想像できる。若者達が、しっかりと正社員として働き、自立できるタメの取り組みが必要と認識し、H18年厚生労働省の事業に手を上げたそうだ。

その事業は足立区のホームページでぜひ見て欲しい。
若者自身のキャリアの確認支援
就活のノウハウ、アルバイト探し活動の支援、
本人の調書の探し、向いた職業へのアドバイス
履歴書の書き方 面接の受け方、職場内での人間関係の作り方、様々な職種のたいけん、他人とのコミュニケーションの取り方、
就職できない、正社員になれない若者の保護者のカウンセリングも含め
至れり尽くせりの事業内容です。

課長さんは、正社員になっていただくための支援であると明確におっしゃっておられました。

私がこの間受けた相談の中で、40代で派遣で働いてきたが解雇となり、専門の職も手につけていないので就職しようにも働き口が見つからない。
面接に行くものの仕事が決まらない。
どうしていいか分からずあがいている。
こうした人を見てきました。

こうした人に、就職のための支援はどのように行えばよいのか、そうしたことを学びたいと言う気持ちで今回の視察を計画しました。

たくさんのことを学びました。

この あだち若者サポートセンターは、足立区民だけでなく
東京中の、また日本中の若者の利用が可能です。
ただし、15歳から39歳までの年齢制限があります。
就職へのサポートを受けてみたいと思う若い皆さん
我が子の就職について相談してみたいと思われる保護者の皆さん
ぜひ、連絡を取ってみてはいかがでしょう。

また、近いところでは西東京市にも有るそうです。

わが東村山市でも、こうした若者の就労支援事業が必要と痛感しています。