13日午後、東村山市議会始まって以来の、市民と共に学ぶ講演会が開かれました。
これに先立ち、5日には市内3カ所で、超党派の議員による参加の呼び掛けのチラシ配布も行いました。
配布中に、60代ぐらいの男性が「東村山市はろくでもない市だよ」と吐き捨てるようにおっしゃって通り過ぎて行かれました。
市民にこのように言わせたことへの責任の重さを感じながら、ただ、後援会においで下さいと背中に言葉を掛けるだけでした。
当日、東村山駅西口の会場には、議会と市民合せて150人が参加、講師の話に真剣に耳を傾けました。
市民に開かれた議会へ
議会が変われば自治体が変わる
と題して行われた、法政大学の広瀬教授の講演は、
今東村山市議会が何をしなければならないかを明確に示して下さいました。
曰く
予算をはじめとした市長が提案する議案を、
市民のためにどこをどうしたらよいか、
議員の議論で争点を明確にし、問題点や補うべきことを見つけ出し、
議会の意思としてそのための修正を行政に求めていくこと
それを市民の目の前で行うこと
というものでした。
基本は、憲法に定められた唯一の地方公共団体の機関であるということ
議会があるからこそ、
◎多様な民意を反映できる
◎公開の場での議論で論点、争点を発見し
◎決定過程の公開、共有化で「納得」のいく決着にいたる
ことができるというものです。
これらは、我が東村山市議会ではまだまだ不足していることです。
しかし、こうした議会に変わり始めようという機運は感じられます。
この他、沢山の示唆に富んだ、議員自身が変わるべきそのよりどころを勉強させていただきました。
名古屋市や阿久根市のように、議会を必要無いものとの風潮がマスコミを通じて喧伝される中で、
議会があってよかった。
議会は多様な市民の意見を反映して様々な議案への論議の臨み、意思を反映する決定を下している。
市民が見えるところで議論している。
と思ってもらえる議会を、市民のみなさんと共に創っていかなければならないと決意を新たにしています。
「私たちは、3年前から議会に変わってほしいと願ってきた。議会基本条例の制定を求める請願を提出。今回の後援会に至った。議会も、リサイクルセンター建設問題に示されるように、市民に見える形で十分に議論をし、提案にもするようになった。期待しています」
と、おっしゃって下さった、最後の市民からの発言に励まされました。