’11年6月議会=3・4・35号線反対の声多かった。この声をこそ生かすべき!!

2011-06-07 21:42:56 | 東村山市の政治、議会
今日7日 私の一般質問でした。
①多摩湖町の2つの駅のバリアフリー化、②2本の都市計画道路(3.4.10号線と3.4.35号線)、③学校のエアコン設置についての3点で質問しました。
今回は都市計画道路3.4.35号線について報告します。

1、都市計画道路3・4・35号線について
(1)H18年都が優先整備路線に決定したことについて
①その経緯を聞きたい
A・埼玉側からの働き掛けはいつごろから
 答 H18年、都と多摩の都計道整備方針を決めた。3.4.35号線は優先整備路線になっていた。市への埼玉からの働きかけはない

B・なぜこんな計画に乗ったのか
 答 H12年の都市計画マスタープランで整備を位置付けた。無秩序に車が生活道路に入ってくるから。

②東村山市の都への要望の根拠
A・市民のくらしの実態をどのように考慮したか
B・地域のコミュニティについて破壊するという認識があったか。それは今後
どのように修復しようと思ったか。それとも考えなかったか?
 答 ABまとめて答弁。飯能所沢線が完成すると、幅員の狭い当市の道路・生活道路が抜け道になる。市民生活を守る上で重要。市道の交通機能を整備し、歩道を作り、鉄道の下をトンネルにするので東西間の交通、地域間の交流ができる。

福田のつぶやき=100世帯以上の人々を追い出して、東西の残った人々の交流を充実させる?バカな話です。今この地でコミュニティが造成されているのに!!

③道路構造で、
A・埼玉側から勾配4%~8%でくる。これは排気ガスを一番発生させるそうだ。
環境アセスをやらないなんてとんでもない。要求すべき、考えを。
 答 条例に基づいて進めると1Kmを超えないので環境アセスしない。低騒音舗装など環境に配慮するよう要望する。

B・公事道(くうじみち)は迂回路になる。信号がつけば大渋滞が起こる。側道も市民生活を考えて作ったのではなく、線路の下をくりぬくシールド工法から出てくるもの、説明は市民を愚弄するものである。そうは思わないか?
 答 公事道の機能を保持し、側道を作る。コミュニティバスの運行経路が必要なので迂回路にした

福田のつぶやき=公事道は今5mほどの交差点を直進で何の問題もない。それなのに都計道が出来ることにより、住民は新たに4回角を曲がらなければわずか5mの所を通過することができない。当然渋滞もできる。住民が一番割を喰う。これって誰のための計画?

C・都市計画決定されればこの土地の資産価値は明らかに下がる。本当か?
 答 地価に影響が出る

(2)説明会について
①説明会の住民意思をどのように受け止めたか
 答 様々な意見を聞いた。立ち退きをお願いする方々には心苦しく思う。

②保障について ― 地上げの際土地の広さ、立地条件、建築物の広さなど100%保障される?金額で換算する?考え方を明確に。
 答 地価は公示価格、近隣の取引価格で購入する。1年ごとに改定される。建物は移転させるので損失補償、再建築費を保証する(家屋の資産価値に基づいてなので100%ではない)

③実際にはいつ頃から地上げを始める?
 答 未定。3.3.8号線、3・4・11号線事業化の後

この一回目の質問の後、
この道路建設に反対と言う住民の意思を無視するのかと再度聞いたところ
「住民の意思は(福田の)言う通りだが、都計道建設の意義ある。住民の代替地を探すなど都に要望する。新しい形のコミュニティを作ってほしい」などと答弁。

結局、住民の意志がどこに有ろうと、国や東京都や東村山市が計画した物は進めると言っているのです。
これが市長の言う住民のことは住民で決めると言うことなのでしょうか。

我が日本共産党が 地域住民の方々の力を借りて50件ほどの聞き取りを行いました。住民は 「道路はいらない。そんなところにお金を使っている場合ではない」と異句同音におっしゃっておられました。

東村山市はこの声を真摯に受け止め、都に計画の撤回を求めるるべきです。