一般質問②=3・4・10号線、一体誰のための事業?少なくとも市民のためではありません

2011-06-08 20:47:04 | 3・4・35号線、3.4.10号線
3・4・10号線について
(1)建設費用について
①延長 答 550m

②路線価だけを考えて、現時点で考えて用地買収費は?
答 試算していない

③築造費は幾ら?
答 計算していない。しかし3.4.27(東村山駅東口スポーツセンターまでの道)を参考に1㎡当り27,000円か?

(2)説明会について
①40年も梨の礫。なぜ今ごろ?の疑問に納得のいく説明を
答 鉄道の立体化後の道路の在り方を検討し必要性を考えた。

②保障について ― 地上げの際土地の広さ、立地条件、建築物の広さなど100%
保障される?考え方を明確に。
答 公示地価、近隣の土地取引の状況などを参考にする、一年毎に変わる。家屋も移転の損失補償、再建築費など

福田のつぶやき=つまり同じ土地の広さ、同じ大きさ家を再建築はできないということ

③事業着工について
答 答弁不明

④説明会の住民意思をどのように受け止めたか<
font color="red">答 主な意見は、計画を知らない、生活道路補修優先、必要性についてだった。今後都市計画案の説明会で改めて説明をする
福田の再質問 再度の素案の説明会を求めたはず。一軒ずつ聞き取りをするべき。しないのですか
答 S37年に都市計画決定されている。鉄道との関連で平面で交差する。説明会では反対意見を聞いたが、賛成の人もいる

3、都市計画道路の建設意義を問う
(1)災害対策ということについて
①広幅員道路の効果について
A・災害対策の専門家は幅員の半分が緑地帯であってこそ効果があると言う見解は?答 H7年1月の阪神淡路大震災で幅員8m以上の道路は車両通行できた。12m以上の道路は延焼を防止したとの調査結果がある。だから幅員の広い道路が必要

B・3.4.35号線、3.4.10号ともわずか数百m。都計道は全線開通するのに数十年かかる。市内全域を広幅員にするのは不可能に近い。それでも災害対策か?
答 道路は様々な機能がある。

C・沿道の建物の耐震化こそ効果的では?
 S56年以前の建物の耐震化費用を投入するのであれば大型道路を優先すべき

再質問 狭い道路でも延焼を防ぐのをどうするかという視点はないのか?
答 軽視しているわけではない

②交通ネットワークということ
 ネットワークとは他市と当市の交通網をつなぐということ。結果、通過交通が
便利になるということで、市内の交通網の利便性の整備ではない。しかも寸断された道路である。災害時に機能を発揮するとは思えないが。
答 生活道路への流入を避ける
福田の再質問 当市の道路建設は開発の度にコの字型の市道が作られる。行政が作らせて来た。ネットワークと言うならこういうところで解決しなければならない。
答 行き止まり確かに多い。開発の指導も強制力ない

福田のつぶやき=こうした業者の開発の不備は放置し、市民を立ち退かせて大きな道路を作る東村山市は一体誰のための政治をしているの?強力な指導で、交通ネットワークを構築するべきです。

(2)決して止められない事業か?
①都市計画マスタープランで議会が決めた?いつですか?
答 基本構想を住民の意見を入れて3年かけて作った。市民が参加した。

②優先整備区域も市民が知らないところで決められているのでは?
答 H18年に意見募集をした。

③市民が拒否しても止められない?なぜ その法的根拠は
答 土地利用で義務を課した(?)

私は繰り返し 市民の声を直接聞くよう求めました。
説明会で繰り返し議会が決めたと言い、今質疑で、市民の声で決めたと言い、また東村山駅周辺まちづくり基本構想を地域住民で決めたと、その責任を転嫁。
行政の言い分を100%まともに受け止めるなら、まちづくり基本構想に関わった市民の皆さんのせいで、多くの地権者がこの町を出ていかなければならないということになります。
そこまで、はっきりと認識してこの計画に関わった市民がどれだけいるか疑問です。

車社会を変えよう、エネルギー政策を転換しよう、人口急減期に入る等々、新たな大型道路を必要としない要因は増えています。
高度成長時代に引いた線を後生大事に、しかも経済の発展が全く見込めない現状で復活させ、莫大な税金を(借金も含め)投入する計画をなぜ推進するのか、誰のために推進するのか全く理解できません。

市民のくらしの安全を守るために、力を合わせなければならないのではないでしょうか?