山本周五郎作 おたふく物語 を観た

2012-10-16 12:47:33 | 日々
13日、日頃 応援している
前進座の おたふく物語を観てきた



山本周五郎原作のご存知の小説である。



この上演に当たって、9月22日に、主役を演じる
今村文美さんが当東村山市に来てくださり
親しく 懇談を持ってくださった。
写真の真ん中で着物姿の方が
今村文美さんである。

芝居は、大変感動した
江戸の後期、200年も続いた江戸幕府に
力をつけてきた薩摩や長州

ペリー襲来 など 異国の船が日本列島を脅かし、
開国を迫られる一方で
国や、人心が揺れ動く時代の出来事である。

内容は 人情物なので 大変感動した。

前進座は 歌舞伎が主だが
女優人も大勢いて、出雲阿国などが上演されている。
この おたふく物語 は今後も
上演され続けていくのだろう

全国を廻っての公演も多いと聞く
が、景気の影響はもろに受けるそうだ
今回の芝居を初め
私が普及に努める前進座は
芝居の料金を 大負けに負けてもらって
7000円のところを6000円で頒布した。

でも、今勉強している所得に低い方々、
生活保護世帯や 高齢の一人暮らしの方々のとっては
大変高額で、観にいきませんか と声を掛けるのさえ
失礼だと思ってしまう。
なんだか切ない思いもした観劇であった。

今週末までは、吉祥寺の前進座劇場で
来週の23~25日までは 浅草公会堂で上演される。

大勢の人に見てもらえればいいのにと思って帰ってきた。