またまた子どものこと part 2 -児相体制強化?ー

2016-04-26 13:34:56 | 政治
厚生労働省が
25日
児童相談所(児相)の職員の体制強化プランを打ち出した。
今後4年間で
児童福祉司、児童心理司、保健師を
26%増やすという。

現在の児童福祉司の配置基準は
政令で
人口4万人~7万人で一人と決められている。
これを4万人に一人にするという。

児童虐待対応を中心に行う児童福祉司の配置が
4万人に一人と言うのさえ
昨今の状況で少ないと思うが
一歩前進なのは確か

東京の多摩地域には4つの児相がある。
が、いずれも広大な面積と人口を管轄している。

わが東村山市を管轄する児相は
小平市にあるが
対象地域は9市、
人口合計は約112万人である。

この人口を7万人で割ると
児童福祉司の配置は16人となる。
実際に何人配置されているかはわからないが
とてもカバーしきれないことは以前から指摘されていた。

これが
新基準で行けば28人になり12人増える。
しかし、それでも足りないと思う。
もっと国や都の責任で児相そのものの設置を増やしてほしい。
児相が見逃した虐待死を
今度こそゼロにするためにも

またまた 子どものこと

2016-04-26 13:10:46 | 政治
今日の新聞によれば
港区は新たな待機児策として
今後ビルに保育所を設ける場合
必要な面積基準を小さくして
小規模保育所を作りやすくし
今年7月1日から実施するとか

曰く
新しく開発するビルで
住宅なら15000平方メートル必要だが
保育所なら1500平方メートルでよいので
小規模保育所への参入がしやすいと踏んだのだという。

24日付のこのブログで
貴戸理恵氏の文書を紹介したが
構造の質として
園舎の広さや保育士の資格保持のことなどを
論じておられた。
港区の今回のやりかたは
正にこの質を落とすものだ。

施設設置基準を引き下げれば
子どもの安全対策上リスクが大きくなることは必定。

保育所の定員増を認可園増設で量を確保すると共に
その子育て施設の環境の質を向上させてこそ
子どもがより良い環境で育つ権利
を保障するものであるという認識を
子育てを支援するべき部署こそしっかりと持つべきだと言いたい。

子育て中の親たちの声がどうして
彼らに届かないのだろうか
そもそも聞くつもりが無いのだろうか