被災地の子どもの本当の姿を知る分科会

2014-07-27 18:14:35 | 災害について
今日27日 自治体学校分科会
私は 被災地の子どもたちと共に歩む の分科会に参加

助言者は 制野俊弘東松島市鳴瀬未来中学校教諭
旧鳴瀬第二中学校体育教諭です。
制野先生の語った旧鳴瀬第二中学校の取り組みの報告で
子どもたちがどんな思いで今を生きているかをわからされた分科会でした。

私たちが知っている被災地の子どもたちの姿は、TVや新聞で報道される負けずに頑張っている姿です。
しかし、今日聞いた子どもたちの本当の姿は
がんばっているのだが その心の奥に大きな悲しみと苦しみを抱えている姿でした。

子どもたちは、それを必死で隠し、生きているのだ ということを知り、
それを吐露させる大人の役割の重要性を認識し、
それをだれが果たすか、
教育の現場でもできること、やらなければならないことであると同時に
家庭や地域、行政とどの段階でも最優先で取り組まねばならないことだと痛感しました。

それなのに、東松山市と教育委員会は
効率化だけを目的に、小中学校の統廃合を決め
鳴瀬第二中学校の子どもたちは 
被災後自分たちの母校に一歩も足を踏み入れることなく新しい学校に移らなければならなかった
その悔しさもまた抱えて生きているという

制野先生は
子どもの命が本当に大切にされているのだろうか
あんたたちの命を我々大人が守るからというメッセージを子どもたちに届けることができているだろうか
と、問いかけました。

宮城県は震災の復興も未だ進まない段階で
志教育を進めよと学校現場に指示
学力を向上させよと指示

一方で 夢を持って針路を定めた生徒が
家庭の事情で入学金などのめどが立たず進学をあきらめていることに何の手も打てない
もちろん お金を貸してくれる人はいたが
その後の生活が保障されない以上
進学をあきらめざるを得ない子どもがいるのだとも告発

被災地で頑張っている子どもたちの明るい姿をマスコミで目にするが
本当の苦しみを 我々は当事者意識を持つための努力をして
理解しなければならない

私たちに、私に何ができるのか
支援のあり方を考えなければならないと痛感した。

制野先生の教育関係の月刊誌に掲載された
被災後直の運動会、統合が決まって最後の運動会のとりくみと
その中で見せる生徒たちの表情、苦しみを綴った作文を読みつつ
昼休みの間中泣き続けた一日でした。

書き始めたものの終わらず更新日時があっていませんが
書き始めた日付で更新します。

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