就学援助 前倒し支給自治体 広がっていた

2017-04-03 12:49:39 | 東村山市の政治、議会


上記写真は4月2日付 赤旗日曜版の記事である。
見開きで就学援助について知らせている。

記事の中では
就学援助の制度の説明と
支給の前倒しの自治体が広がっていることが紹介されていた。

議員時代、
中学校入学前のお子さんの制服代など、6年生時に支給するよう求めてきた。
6年生時代に支給対象であれば、
保護者の年収も大きく増えるという時代ではないので
要件を満たさないということは少ないからだ。

しかし、当時の担当職員は、法律が壁だと答弁していたと記憶する。

共産党の波多野君江衆議院議員が、3月8、22日の文部科学委員会で取り上げ、
文科省担当局長が「小学校の入学前でも国の補助対象となるよう、交付要綱の改正を検討している。前向きに対応したい」と答弁したようだ。(記事による)

最近 『ラン活』 という言葉を耳にした。
4月初めから 次年度へのランドセルのデザインなどが更新され
売り出しが始まり、最新の人気ブランドでは7万円強の値段だという。
私は、
先の要求を行うに当たりスーパーなどで値段調査をしたが
当時は、3~4万円の物が主流であった。
今は3万円では安い方の部類に入る。
ラン活 のターゲットは祖父母らしい。
お金を持っており、孫のためにはそれを惜しまない
というのが売る側の思惑だという。
ここにも格差を見る。
もしかしたら3万円のランドセルを準備してあげることもやっとという世帯もあるだろう。
だから就学援助制度が存在する。

記事には、来春も含め実施する自治体名が掲載されていたが、
残念ながら東村山市は入っていなかった。
最近配布された市報に
『義務教育費の一部援助』に関するお知らせが掲載されていた。
改めて市の規則を見てみた
入学当初に申請した場合 支給は 8月である。
入学準備金は
 小学校 2万470円
 中学校 2万3550円とあった。
義務教育費と言いながら、これで入学準備が整わないことは誰でも知っている。
国は今年度単価を倍増したというが、これは反映しているのであろうか。

中学校で準備を求められるものが
制服、体操着、上履きである。
これらはほとんどの学校が決められたものを購入しなければならない。
その他にも国語・英語等の辞書類も学習に必需品である。

来春には東村山市も、小学校・中学校の入学準備金の増額と入学前支給を始めてもらいたいと願う。


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