今日午前9時、東村山駅西口再開発の住民投票条例制定を求める署名が、代表の佐伯さん、清水さんによって東村山市の選挙管理委員長に手渡されました。
2406冊 18543筆の署名です。
選挙管理委員会では、20日間かけてその一つ一つの有効性を審査することになります。 が、既に、住民投票を求める法定数を超えていることは明らかで、市長は、12月議会にこの条例案を提出する義務が生じます。
市民連絡会は、署名提出に先立ち、昨日午後3時より、記者会見を行いました。結果は今朝の朝刊でご存知の通りですが、その際、代表の佐伯さん、清水さん、三島さんが、「これだけの市民の声を議会が良識を持って判断してくれるものと思う」と期待を表明しましたが、これは多くの市民の気持ちだと思います。
ところがです、今日市内で配られた自民党東村山市議団のニュースに、なんと、
『住民投票が行われたら、3500万円掛かる。税金の無駄遣いではないか』
と、書かれているではありませんか。
ー税金の無駄遣いを批判している市民連絡会こそ無駄遣いをしようとしているーというわけです。
しかし、住民投票は税金の無駄遣いと、自党のニュース、公式文書に掲載して憚らないその良識こそ問われます。自民党市議団の公式見解でしょうか。
市民の党派を超えたこの署名活動は、自主的な取り組みによって、必然的に生まれました。
東村山駅西口再開発は、多くの市民の知る前に決定されました。市報に再開発のことがやっと掲載された昨年5月、疑問に思う市民が市民フォーラムに集い、自主的な勉強会や情報交換を続け、市に説明会を求めたのです。
初めは拒否していた市が、説明会開催を決定。昨年12月から、今年5月まで3回の説明会が開催されました。その説明会をフォーラム参加のそれぞれの住民が、個人、団体問わずさまざまな手段で広く市民に知らせる努力をしたのです。
説明会に参加された多くの市民は、始めてその計画を詳細に知りました。そして、質問をしても納得のいかない説明と、市民の負託を受けて市政運営に当たるべき市長の「市民が反対しても粛々と推進する」などの答弁に、それならこの問題で市民の声を直接聞いてもらうための『住民投票』を求めようと集まったのです。
この住民の直接請求は、住民が主人公の民主主義を求めるものであり、それに掛ける費用は住民自治を実現する費用です。これを無駄遣いと切り捨てることが、どんなにおかしなことか議員なら理解できないはずがありません。なぜなら、議員、議会はまさに民主主義を実現しているべき機関だからです。これを攻撃することは、天に唾するようなものではないでしょうか。
この市民運動には、多くの見ず知らずの人々が馳せ参じました。まさに党派を超えて、取り組みました。
先のニュースには、この市民の自主的な共同の運動を、共産党の一党の運動に矮小化し、取るに足らないものという印象を市民に与えようとする記述もありました。こうした行為は、市民が自主的に進めた運動に対する冒涜であり、誹謗中傷以外の何者でもありません。
私も、その機関の一員で、共産党の議員ですが、しかし、その前に一人の住民として、これらの方々と文字通り一緒に取り組みました。
住民が、自らの住む町のあり方を、議論しあって、行政に注文をつけ、一緒に取り組みを進めてくれることは、行政にとっても、議会にとっても、歓迎すべきことではないでしょうか。まさに、『住民自治の輪を広げましょうよ』と言ってくださっているのですから・・・
と言うわけで、今日は、ともにがんばった多くの住民の皆さん、事務局を担ってこられた市民の皆さんに感謝しつつ、寝ます。
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毎日、本当にご苦労様です。体を何より大切にこれからもご活躍ください。
06.11.21