予算を理解するために市が作った参考資料があります。その中に各種の基金があります。今日は、アメニティ基金についてお知らせします。
アメニティ基金とは、ごみが有料化された際、市民が負担したお金はこの基金に積み立てて、環境のために使うのであって、決して第2の税金として勝手に使うものではない。
また、ごみの有料化も減量のために実施するのであって、最終処分地のペナルティ金を回避するためのもの。ごみが減れば料金が減ることも・・・などなどさまざまな口当たりの良い説明がされました。
市民の皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか?
私は、この間幾度も、予算決算の度に指摘をしてきました。ごみ手数料は、文字通り第2の税金と化していると・・・
さて、そのアメニティ基金です。
●H19年度末の基金の残高 5億7126万4千円
●H20年度積立額は 2億0277万2千円
同 取崩額は 2億7327万円
同 年度末基金残高 5億0076万6千円
●H21年度積立額は 1億7119万3千円
同 取崩額は 2億9490万3千円
同 年度末基金残高 3億7705万6千円
●H22年度積立額は 1億1182万9千円
同 取崩額は 2億9742万千円
同 年度末基金残高 1億9146万5千円
ご覧のとおりついに2億円にまで落ち込みます。
これには、自民党からも枯渇するのではないかとの声が出ました。
何故こんなことになっているかと言えば、ごみの収集手数料は結局、ごみ処理経費にどんどん使われているからです。
日出町の最終処分地の費用も
H14年 3億9142万円 ごみ有料化
H15年 4億6499万円
H16年 4億2073万円
H17年 3億4412万円
H18年 4億2242万円
H19年 4億3048万円
H20年 4億3140万円
H21年 4億3100万円
H22年 4億3498万円
有料化の際、私たちが指摘した通りの事態が起こっています。
私たちが有料で買わされるごみ袋は、それ自体が大変高い製造費を払っていますが、より高い付加価値が付いて、今や第2の税金と化しているのです。
ごみ袋を売っているお店屋さんも、買わされる市民も誰も得をしていません。
ごみ袋を製造する企業が儲け、行政は滞納のない効率的な『税金』を集める事が出来ているというわけです。
リサイクルセンター建設と合せて、
行政は、住民の皆さんに、どうしたらごみを減らすことが出来るのか、ともに考え実行する事をこそ呼び掛けるべきだと思うのですが違いますか?