「舞踊と振袖の着付け」➠頭を切り替えて…
各流派の「舞踊の会」と、来年の新成人の「前撮り」の着付けの手合わせが始まりました。
しかし、「舞踊と振袖の着付けは、基本的に異なる」ところがあり、「頭の切り替え」をしないと、振袖の着付けが、舞踊の着付けの時に出てしまったり、逆の場合もあるのです。
つまり、
舞踊の着付けを引きずっていると、芸者のような粋な振袖の着付けになってしまったり、振袖の着付けのあと、油断すると、初々しい?芸者が出来上がったりと、ややこしいわけです。
解決する方法は一つだけ、舞踊の世界から振袖の世界へ、振袖の世界から舞踊の世界へ、頭を切り替えることが大切になります。➠つまり、リセットが必要です。
そんなことに注意しながら、手合わせがすすみ、5月・6月の準備が進みます。
縮緬の生地に綿を入れて➠慣れたら結構簡単です
今日は、花嫁の丸ぐけを作ってみました。
舞踊の時に使う「丸ぐけ」は、藤娘などに使いますが、花嫁の丸ぐけに比べて少し大きめです。
この丸ぐけの周囲は4cm。生地を二つ折りにして2cmで縫っていきます。
今回はミシン縫いでなく、半返しの手縫いで2.1m縫いました。
それを返して綿を入れていきます。(チョットした工夫はありますが、慣れたら結構簡単です。)
生地は縮緬。少し伸び縮みする生地でないと、綿を入れたり着付ける時に裂けてしまいます。
写真の丸ぐけの両端はこれから始末しますが、長さは約2mで仕上げます。
丸ぐけの製作は、今回で6本目だと思いますが、いつも新たな発見があって面白いものです。
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