ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

太平洋サケマス漁獲量が13万トンとなる(7月29日時点)

2013-07-30 11:03:45 | 日記
2013年07月29日
モスクワ発
[太平洋サケマス漁獲量が13万トンとなる(7月29日時点)]
ロシア漁業庁は、同庁副長官ソコロフが議長となり、通信を利用した、定例の極東地方における太平洋サケマス操業にかかる会議を開催した。
この会議には、極東地方の漁業地域管理局、地方行政、研究機関の代表者らが出席した。
今年2013年漁期開始から同年7月29日までの太平洋サケマスの生産量は、約13万トンとなったが、カラフトマスは直近奇数年2011年を下回っている。
しかしながら、シロザケとベニザケについては、例年より生産が進んでいると報告された。
カムチャツカ地方では、8万4,000トンが生産されたが、直近奇数年2011年の48%相当であり、カラギン漁業区へのカラフトマスの来遊の弱さが大きな要因となっている。
なお、科学研究機関は、カラギン漁業区のカラフトマス操業の終漁が近づいていることを勧告している。

(参考:前年2012年同期情報)

2012年08月06日 モスクワ発
[太平洋サケマス操業会議が開催される(7月31日時点)]
ロシア漁業庁副長官ソコロフが議長となり、通信を利用した、極東地方における太平洋サケマス操業にかかる会議が開催された。
報告によると極東地方における今年2012年漁期開始から、同年7月末までの太平洋サケマスの生産量は、直近偶数年2010年同期の171%相当となり15万6,000トンを超えた。
地方別の内訳をみた場合、カムチャツカ地方10万3,000トン(2010年同期比169%)、ハバロフスク地方2万1,500トン(2010年同期比168%)、サハリン地方2万8,000トン(2010年同期比197%)、また、加えてマガダン地方923トン、沿海地方1,400トンとなっている。
一方、流し網漁業については、日本船団は、7月24日、カラギン海域、同月28日にはクリール海域の操業を完了した。
また、ロシア流し網船団15隻は、南北クリール、カムチャツカ・クリール、北部オホーツク海域で操業をしているが、ペトロパブロフスクコマンドール北部のカラギン海域の操業は完了した。
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漁業庁北東地域管理局が太平洋サケマスの漁獲状況を発表(7月28日時点)

2013-07-30 10:47:19 | 日記
2013年07月30日
一般社団法人北洋開発協会
[漁業庁北東地域管理局が太平洋サケマスの漁獲状況を発表(7月28日時点)]
ロシア漁業庁北東地域管理局は、今年2013年漁期開始から同年7月28日までの、カムチャツカ地方における沿岸漁業での太平洋サケマスの漁獲状況を発表した。
同時点の太平洋サケマスの生産量は、8万3,000トンを超えた。
なお、カムチャツカ遡河性魚種生産管理委員会は、沿岸漁業に対して、約1万600トンの太平洋サケマス漁獲勧告量の上積みをし、総勧告量を約12万2,000トンとする決定をした。
今回上積みされた漁業区、魚種、数量は次のとおり。
カラギン漁業区 カラフトマス5,000トン/シロザケ2,700トン
ペトロパブロフスク・コマンドル漁業区 カラフトマス1,150トン/シロザケ1,100トン/ベニザケ50トン
西カムチャツカ漁業区 カラフトマス100トン
カムチャツカ・クリール漁業区 シロザケ500トン
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再輸出がIUU漁業の大きさの算定分析を混乱させる 速やかな協定の発効を

2013-07-30 01:52:53 | 日記
2013年07月29日
カムチャツカ発
[再輸出がIUU漁業の大きさの算定分析を混乱させる 速やかな協定の発効を]
極東発展相イシャーエフは、年間の密漁密輸による国家の損害額は15億ドル相当と算出されると指摘しており、平均価格を1,700ドル/トンと設定したとき、約88万トンの水棲生物資源が、違法に国境をまたいでいることになる。
ロシアFSBカムチャツカ地方国境警備局長シェルバコフによると、これらのデータは、ロシア極東と日本等外国の税関で通関された輸出入のデータの分析に基づいているが、シェルバコフは、現在、この単純のデータの差異だけでは、水棲生物資源の密漁の大きさを算定できない現状があると指摘している。
それは、日本、韓国、中国を中心とした極東域各国におけるロシア産製品の再輸出の問題があり、同一の個体が2重に統計される等の場合が想定されるからだ。
しかし、シェルバコフは、イシャーエフの分析まで規模が大きくないにしても、相変わらず、ロシア水域におけるIUU漁業の問題は深刻であり、この対応へのアジア太平洋諸国との国際協力は重要性を増していると語り、ロシアも関係国と署名したIUU漁業協定の発効に向けた国内手続きを速やかに完了する必要性があると加えた。

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