ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

極東の科学研究機関はサンマ漁業支援の準備を始める

2013-07-09 09:58:21 | 日記
2013年07月08日
モスクワ発
[極東の科学研究機関はサンマ漁業支援の準備を始める]
ロシア極東の科学研究機関は、一昨年と昨年に引き続き、今年2013年のサンマ漁業を成功させるための、科学的情報の提供、魚群探査等、産業支援体制の準備を計画している。
厳しい財政状況から、2009年と2010年、当該機関による産業支援が不十分だったため、サンマ漁業は成功せず、改めて、その必要性が確認された。
太平洋海洋漁業研究所チンロセンターは、2011年には、科学的情報の支援等を再開し、厳しい海況の中、商業船の漁獲量を2倍に押し上げたと、その活動の成果を発表している。
同センターによると、サンマ漁業にとって重要なのは、魚群探査と、資源移動の予測であり、その中にあって、海流と気象条件は、最も大きな要因の一つと指摘している。
同センターは、今年2013年サンマ漁期中、所属科学調査船“Владимир Сафонов”(ウラヂミルサフォノフ)を北太平洋の公海から、クリール列島太平洋側海域へ投入し、魚群探査、科学的情報提供等の産業支援を継続する計画としている。

(関連過去情報)

2012年11月23日 サハリン発
[ロシア漁業者が南クリール海域のサンマ操業を終える]
ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、ロシア漁業者による南クリール海域のサンマ操業を完了したと発表した。
今年2012年漁期、ロシア漁業者は6万1,500トンのサンマを生産し、この内6万300トンをロシア排他的経済水域(開発率47.1%)で、また1,200トンをその外部水域で漁獲した。
また、南クリール海域において、政府間協定に基づき、日本漁業者は2万2,300トン(漁獲割当消化率57.4%)、また、韓国漁業者は6,100トン(同81.3%)を生産した。
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