ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報178"Атлантис"

2014-08-05 12:11:04 | 日記

2014年08月05日
サハリン発
[カニ密漁カンボジアFOC船主に100万ルーブル以上の罰金]
2014年8月5日、ロシア軍事検察庁は、サハリン周辺海域において、カニの密漁を行い拘束されたカンボジアFOC船"Атлантис"(アトランテイス)の船主に、100万ルーブル以上の罰金を科す判決が下されたと発表した。
"Атлантис"は、オホーツク海サハリン周辺海域において約20トンのカニを密漁、ロシアFSBサハリン国境警備局により拘束されていた。
なお、この裁判は、ロシア東部軍管区第318駐留軍事検察当局(ユジノサハリンスク)の起訴により開始された。

 (関連過去情報"Атлантис=ATLANTIS”事件)

2013年10月11日 サハリン発
[サハリン検察当局が密漁カンボジアFOC船船長の刑事起訴をきめる]
サハリン検察当局は、水棲生物資源の違法漁獲を行った、カンボジアFOC船のロシア人船長を刑事起訴することとした。
問題のカンボジアFOC船は、“ATLANTIS”で、ロシアFSBサハリン国境警備局が、今年2013年7月12日、アニワ岬南東ロシア排他的経済水域においてこれを発見し、検査したところ、違法に漁獲したズワイガニ(オピリオ)14,445kg、20,935個体を所持していた。

2013年08月02日 サハリン発
[カンボジアFOC船の密漁による7月期の被害額が3,350万ルーブルとなる]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2013年7月期、カンボジアFOC船のカニの密漁により国家が受けた損害額は3,350万ルーブルになったと発表した。
当局は、同年7月期、カニの密漁を行った4隻のFOC船“MARIO”“KATRAPS”“ATLANTIS”そして“TIS-1”を拘束し、48トンの水棲生物資源を押収した。
この中でも大きな事件は“ATLANTIS”だった。
当局が、同年7月12日、アニワ岬南東ロシア排他的経済水域において“ATLANTIS”を検査したところ、違法に漁獲したズワイガニ(オピリオ)14.5トンが発見された。
2013年7月期、当局はFOC船の密漁した48トンの水棲生物資源3,650万ルーブル相当を押収し、活カニを生息地へ海中還元することで、3,630万ルーブル相当の国家の損害を防いだ。

2012年12月14日 サハリン発
[サハリン国境警備局が6週間で10隻の密漁船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年12月12日、カニを密漁した"Орлан"(オルラン)を拘束したと発表した。
当局は、"Орлан"が所持していたカニ33トン以上を、科学者の助言を受け、生息地へ海中還元して、2,580万ルーブル以上の国家の損害を未然に防いだ。
2012年11月期以降、当局は、外国漁船の"АМБЕР"(AMBER)、"Атлантис"(アトランテイス)、"58 IWAEA MARU"(第58いわえあ丸)、"Дивайн"(デイヴァイン)、"Эксплорер"(エクスプローラ)を含め10隻の密漁船を拘束し、約50トンの水棲生物資源と、160トンの水産物製品を押収した。

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