ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

韓国が義務を履行しない場合は漁獲割当を与えない

2014-12-09 14:48:58 | 日記

2014年12月09日
モスクワ発
[韓国が義務を履行しない場合は漁獲割当を与えない]
ロシア極東連邦管区大統領全権代表*ユーリ・トルトネフ(Юрий ТРУТНЕВ)は、昨日2014年12月8日、韓国ソウルにおいて、韓国担当副大臣と会談を行い、韓国が極東におけるインフラ投資等の合意に基づく義務を履行しない場合には、ロシア排他的経済水域における韓国漁船のための漁獲割当を配分しない可能性があると言及した。
双方は、両国間の貿易、経済協力に関する多くの課題を話し合った。
この中でトルトネフは、韓国が、双方の合意に基づくロシア極東水産インフラへの投資等が履行されていない現状があることを指摘し、この問題が解決されない場合、韓国漁船のための漁獲割当を配分しない可能性があると語った。
*ユーリ・トルトネフ1956年3月1日生れ
ロシアの政治家。2004年から2012年までロシア連邦天然資源相。その後大統領補佐官を経て、2013年8月に極東連邦管区大統領全権代表に任命された。1996年ペルミ市長選挙に立候補し、第1回投票で61.42パーセントを獲得し当選する。2000年にはペルミ州知事選挙に立候補し、51.48パーセントを獲得し当選する。2008年ロシア大統領選挙では、何人かの政治アナリストはトルトネフの立候補を予想した。トルトネフがプーチン体制を維持することの可能なテクノクラートとして政権内から歓迎されると予想したのである。もっとも、トルトネフ自身はマスコミのリップサービスを一顧だにせず、知事時代から他の地方長官たちが与党統一ロシアに参加する中、一線を画して中立的な立場を保ったのと同様、大統領選でも一貫して自身のスタンスを保った。
2013年8月31日、プーチン大統領はイシャエフ極東発展相兼極東連邦管区大統領全権代表を解任し、後任の全権代表に副首相兼任でトルトネフを任命した。趣味は、ラリーと空手。彼は、2020年開催予定のオリンピックに極真空手を正式種目とすることを目的とした組織「極真ワールドユニオン」(KWU)の発起人である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする