ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロ日IUU漁業防止協定が発効する

2014-12-10 22:58:21 | 日記

2014年12月10日(一般社団法人北洋開発協会)
[ロ日IUU漁業防止協定が発効する]

ロシア漁業庁は、ロ日IUU漁業(密漁密輸)防止政府間協定(北西太平洋における生物資源の保存、合理的利用及び管理並びに不正な取引の防止のためのロシア連邦政府と日本国政府との間の協定)が、本日2014年12月10日発効したと発表した。

2014年12月10日 日本国外務省発表

[水産物の密漁・密輸出対策に関する日露協定の発効及び協定発効に伴う委員会の結果]

1 本10日,北西太平洋における生物資源の保存,合理的利用及び管理並びに不正な取引の防止のための日本国政府とロシア連邦政府との間の協定(水産物の密漁・密輸出対策に関する日露協定)が発効しました。

2 この協定の発効に伴い,同日,東京において,水産物の密漁・密輸出対策に関する日露協定に基づく委員会が開催されました。

3 この委員会には,日本側から外務省,財務省,経済産業省,水産庁,海上保安庁の関係者,ロシア側から連邦漁業庁,連邦保安庁,外務省,連邦税関庁等の関係者がそれぞれ出席し,日本側は石川誠己外務省欧州局ロシア課企画官(日露経済室長)が,ロシア側はイーゴリ・セドフ連邦漁業庁管理・監督・魚類保護局次長(Mr. SEDOV Igor, Deputy Head of the Department on state control, inspection and regulation of fisheries of the Federal Agency for Fishery)が団長を務めました。

4 この委員会において,双方は,日露関係全般にとって重要な意味を有する協定の発効を歓迎するとともに,協定の円滑な実施及び運用のため,引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

(関連過去情報)

2014年11月25日 モスクワ発

[ロ日IUU漁業防止協定発効のための外交書簡を交換]

ロシア漁業庁は、2014年11月10日、モスクワにおいて、ロ日IUU漁業(密漁密輸)防止協定発効のための外交書簡を、ロシア外務省と在モスクワ日本大使館との間で交わしたと発表した。

このことから当該協定の発効は、2014年12月10日となる。

2014年11月10日 日本国外務省発表

[水産物の密漁・密輸出対策に関する日露協定の発効のための書簡の交換]

1 本10日(現地時間同日),ロシアのモスクワにおいて,「北西太平洋における生物資源の保存,合理的利用及び管理並びに不正な取引の防止のための日本国政府とロシア連邦政府との間の協定」(水産物の密漁・密輸出対策に関する日露協定)の発効のための書簡の交換が行われました。これにより,この協定は,平成26年12月10日に効力を生ずることになります。

2 この協定は,ロシアの国内法に違反してかにが漁獲(密漁)され,ロシアの国内法に定める正規の手続を経ずに日本へ輸出(密輸出)されることを抑止することで,北西太平洋の生物資源の保存,合理的利用及び管理を図ることを目的とするものです。乱獲によるかにの枯渇を防ぐことにより,かにの我が国への長期的な安定供給に寄与することが期待されます。

 2014年09月18日(一般社団法人北洋開発協会)
[ロ日IUU漁業防止協定発効は2014年12月10日]
ロシア漁業庁は、ロ日IUU漁業(密漁密輸)防止政府間協定(*北西太平洋における生物資源の保存、合理的利用及び管理並びに不正な取引の防止のためのロシア連邦政府と日本国政府との間の協定)の発効日を2014年12月10日とすることで関係省庁が行動していると発表した。

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ロシアFOC/IUU取締情報198“Шторм”

2014-12-10 18:01:58 | 日記
2014年12月10日 サハリン発
 
[サハリン国境警備局がトーゴFOC船を拘束]
 
ロシアFSBサハリン国境警備局はオホーツクにおいて、カニの密漁を行ったトーゴFOC船“Шторм”(シトルム)を拘束したと発表した。
 
当局は、アニワ岬南東ロシア排他的経済水域において“Шторм”を発見し呼び出した。
 
Шторм”がこれに応じず逃走を開始したため、当局は警告射撃を行い停船させた。
 
当局が検査したところ“Шторм”は違法に漁獲した活ズワイガニ(オピリオ)12トンを所持していた。
 
このことから、当局は“Шторм”を拘束、更なる検査のためコルサコフへ連行した。
 
Шторм”の乗組員11名は、すべてロシア人で構成されていた。
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ロシアFOC/IUU取締情報197“Стеллар”

2014-12-10 14:49:55 | 日記

2014年12月10日
カムチャツカ発
[カムチャツカ国境警備局がカニ密漁カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSBカムチャツカ国境警備局は、カニの密漁を行ったカンボジアFOC船を拘束したと発表した。
当局所属警備艇“Антиас”(アンティアス)がパトロール中、北クリール・オホーツク海側ロシア領海において不審船を発見しこれを呼び出した。
不審船はこれに応じず逃走を開始、2時間にわたり当局の追跡を受けた後、ようやく停船した。
当局がこれを検査したところ、船名は、*“Стеллар”(ステラル:STELLAR)、カンボジア船籍、船主はベリーズ登記とわかった。
また、船内からは、漁獲したカニの破片が見つかり、活カニの輸送設備が確認されたが、これらの活動を認める許可は得ていなかった。
このことから“Стеллар”は当局により拘束され、ペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。
なお、“Стеллар”の乗組員は、ロシア人10名、ウクライナ人2名、インドネシア人5名、計17名で構成されていた。
*報告担当者 原口聖二 :報道原文ロシア語表記の船名は“Стеллар”(ステラル:STELLAR)となっているが、過去、“Стелла”ステラ:STELLAというカンボジアFOC船がカニの密漁を行い、当局により拘束された事件が複数回あり、次のとおりその類似から関連過去情報を添付することとした。

(関連過去情報“Stella”事件)


2013年06月26日 一般社団法人北洋開発協会
[サハリン当局が拘束したカニ密漁船が“Stella”と分かる]
昨日2013年6月25日、サハリン税関とロシアFSBサハリン国境警備局が協力し、タタール海峡において、拘束したカニ密漁外国漁船は、サハリン税関発表の写真と、当報告担当者が撮影した、過去稚内港入港FOC船写真を照合し、船名、コールサイン、船舶の特徴等から“Stella”と分かった。
*写真上はサハリン税関発表。写真下は報告担当者が日ロ密漁密輸(IUU漁業)防止協定署名直後の2012年9月12日、1700頃、稚内港にて撮影。

 2013年06月25日 サハリン発
[サハリン税関と国境警備局がカニ密漁外国漁船を拘束]
本日2013年6月25日、サハリン税関は、ロシアFSBサハリン国境警備局と協力し、タタール海峡において、カニの密漁を行った外国漁船を拘束したと発表した。
この外国漁船は、当局所属高速警備艇“Виталий Кирсанов”(ヴィタリーキルサノフ)が接近した際、漁獲物を海中投棄し、逃走を開始したが、追跡を受け検査を受け入れた。
外国漁船の船内には、違法に漁獲された活カニ1.5トンと2トンのカニ製品が残っていた。
拘束された外国漁船は、更なる検査のため、当局によりネヴェリスク港へ連行された。
(*拘束された外国漁船の船籍、船名等、当日日本時間11:00の段階では不明)

2012年12月18日 サハリン発
[サハリン国境警備局が2隻のカニ密漁カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2012年12月14日、サハリン北東海域においてカニを密漁した2隻のカンボジアFOC船を拘束したと発表した。
この2隻は“Stella”と“Vangel”で、船内から発見された活カニは、同年12月16日、生息地へ海中還元された。
なお、当局の取締活動により防がれた、国家の損害は150万ルーブル相当である。

2012年09月27日 ウラヂオストク発
[沿海地方国境警備局がカニ密漁密輸カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSB沿海地方国境警備局所属警備艇“Командор”(コマンドル)は、2012年9月24日、バクラニイ岬(46°35'51"N 138°21'23"E)近海をパトロール中、カンボジアFOC船*“Стелла”(ステラ STELLA)がカニ操業を行っているのを発見した。
“Стелла”は、警備艇“Командор”の数回の呼び出しに応じず、逃走を試みたが、最終的に当局の検査を受け入れた。
この当局の検査において、結局、カニ製品は発見されなかったが、その破片、直前まで使用していた痕跡のある専用漁具、そしてカニ操業の餌に使用すると考えられる約3トンの冷凍のニシンとスケトウダラが確認された。
“Стелла”はこれらの漁業活動を認める許可は所持しておらず、当局により拘束された。
なお、“Стелла”の母港はプノンペン、乗組員13名はロシア人だった。

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オホーツク海タラバガニ資源漁獲状況

2014-12-10 11:15:18 | 日記

2014年12月09日 マガダン発

[オホーツク海タラバガニ資源漁獲状況]

マガダン海洋漁業研究所マグニロは、今年2014年漁期開始から同年12月7日までの、オホーツク海におけるタラバガニ資源の漁獲状況を下表のとおり発表した。

(2014年1月1日-同年12月7日のオホーツク海におけるタラバガニ漁獲状況)

指数

操業海域

北部オホーツク

西カムチャツカ

カムチャツカ・クリール

2013年

2014年

2013年

2014年

2013年

2014年

着業隻数

   1

-

22

4

10

2

水深(m)

55

-

90-360

140-300

95-360

250-270

漁獲量 (トン)

週間

5.1

-

1,069.6

100.6

361.2

16.2

1日1隻当平均

2.5

-

9.3

14.4

9.5

3.2

1日1隻当最大

3.2

-

27.9

23.8

30.3

9.7

漁期開始からの累計

1,028.3

1,086.9

2,001.1

2,884.5

541.2

1,587.5

     TAC開発率(%)

97.9

99.6

55.1

87.1

25.5

88.6

  

2014年12月09日 マガダン発

[オホーツク海北部における無脊椎動物資源漁獲状況]

マガダン海洋漁業研究所マグニロは、今年2014年漁期開始から同年12月7日までの、オホーツク海北部における無脊椎動物資源の漁獲状況を下表のとおり発表した。

(2014年1月1日-同年12月7日のオホーツク海北部における無脊椎動物資源漁獲状況)

 

漁業区域

北オホーツク海域

西カムチャツカ海域

漁獲量 (トン)

開発率(%)

漁獲量 (トン)

開発率(%)

TAC設定魚種

漁獲量とTAC開発率

アブラガニ

516.9

94.0

4,229.5

98.4

ズワイガニ(オピリオ)

11,961.5

99.7

- 

- 

イバラガニ

2,062.7

93.3

290.8

96.9

トゲズワイガニ

378.9

99.7

-

-

タラバガニ

1,086.9

99.6

2,884.5

87.1

ホッコクアカエビ

2,857.0

84.5

-

-

ツブ

4,447.9

86.2

433.5

93.2

TAC非設定魚種

漁獲量

ハナサキガニ

298.8

-

-

-

ベニスジエビ

94.4

-

-

-

クマノコエビ

78.4

-

-

-

ヒサシエビ

2.6

-

-

-

23,786.0

-

7,838.3

-

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稚内海保がカニ密漁カンボジアFOC船を拿捕 “MANAS21”

2014-12-10 09:18:23 | 日記

2014年12月10日 北海道新聞

[稚内海保がカニ密漁カンボジアFOC船を拿捕 “MANAS21”]

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