2014年12月24日 カムチャツカ発
[WWFは流し網漁業禁止へのイニシアチブを歓迎する]
環境保護団体WWFロシアが、2014年12月23日付サイト上で、2016年から流し網漁業を禁止とする政治的イニシアチブを歓迎する旨のネガティブキャンペーンを展開している。
過去から何度となく同団体によるこのプロパガンダは繰り返されている。
なお、今回のキャンペーンでの主張も、海産哺乳動物と海鳥の混獲、遡河性魚種の産卵行動への悪影響等と、特段の新たな事項は盛り込まれていない。
(WWFとMSC(エコラベル)は表裏一体である。米国とカムチャツカの沿岸漁業によるベニザケのMSC(エコラベル)製品のシェアを拡大し、その位置づけを強化して、クライアントを増やしたい同団体にとって、市場から評価の高い、流し網漁業による沖獲りのベニザケ製品は“邪魔者”との仮説が成立する。また、このことから、米国とカムチャツカの沿岸漁業者、そして同団体は共通の利益に向かい行動することになる。)