2022年02月01日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[NPAFCの枠組みでロシア科学調査船 太平洋サケマス冬季春季調査へ出港]
全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロは、北太平洋溯河性魚類委員会(NPAFC)の枠組みで、太平洋サケマスの包括的調査のために、科学調査船“チンロ”(ТИНРО)が2022年2月5日、ウラヂオストクを出港すると明らかにした。
この調査には米国とカナダの専門家も参加する。太平洋支部チンロは、当該資源の再生産、生存にとって稚魚が海に下りた最初の冬季の環境が重要であることを指摘している。
同調査には、ほかに外国の科学調査船3隻が投入され北東太平洋の餌の状況、生態、資源豊度、分布等、包括的な調査が行われる計画で、科学調査船“チンロ”はアリューシャン列島南部海域をカヴァーし、同年4月末に帰港を予定している。