ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

西部・中央部への太平洋サケマス輸送 北極海航路定期便化を目指す 原子力コンテナ商船“セヴモルプチ”(Севморпуть)

2022-06-07 16:23:06 | 日記

 

2022年06月06日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[カムチャツカ地方 西部・中央部への太平洋サケマス輸送 北極海航路定期便化を目指す]

国営原子力企業”ロスアトム“(Росатом)の子会社、”アトムフロート“(Атомфлот)は、北極海航路の定期便化に取り組んでいる。

“アトムフロート”は今年2022年夏秋、原子力コンテナ商船*“セヴモルプチ”(Севморпуть)により、ペトロパブロフスクカムチャツキーと、ムルマンスク、サンクトペテルブルグを結び2航海を行う計画だと発表した。

カムチャツカ地方は、同地方で生産された太平洋サケマスのロシア西部・中央部への輸送について北極海航路の定期便化に強い関心を示している。

近年、同地方の製品の西部・中央部への輸送は、沿海地方を通じ、主に鉄道で行われているが、ウラヂオストクの冷凍冷蔵庫不足等により物流が滞ることが指摘されている。

カムチャツカ地方にとって太平洋サケマス漁期の物流問題は重要で、ペトロパブロフスクカムチャツキーからサンクトペテルブルグまでの北極海航路輸送は鉄道輸送の1/2の所要時間であり、期待が寄せられている。

*“セヴモルプチ”(Севморпуть)

1988年(ソ連時代)に建造されたKLT(КЛТ)-40タイプ原子力発電所を備えた砕氷輸送船。全長260メートル。原子力発電所で建造された非軍事商船4隻の中で最大。北海航路にちなんで名付けられ、プロジェクト10081唯一の船舶。コンテナで製品を北部の遠隔地に輸送することを目的としており、厚さ1メートルまでの氷を粉砕して航行可能。2019年現在、原子力発電所を備えた唯一の運航貨物船。

 

 

 

 

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北海道隣接サハリン州 太平洋サケマス 各漁業区の操業期間が決定する

2022-06-07 12:29:23 | 日記

 

2022年06月07日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[北海道隣接サハリン州 太平洋サケマス 各漁業区の操業期間が決定する]

北海道に隣接するサハリン州の遡河性魚種生産管理委員会は、今年2022年漁期の太平洋サケマス操業の各漁業区の操業期間を次のとおり決定した。

サハリン北西漁業区(エリザヴェート岬からポギビ岬) 7月1日-9月30日

サハリン北東漁業区(エリザヴェート岬からテルペニア岬) 7月15日-8月31日

テルペニア湾漁業区 7月22日-8月10日(先住民族伝統漁限定)

カムチャツカ・クリール(サハリン州管轄域)漁業区 6月22日-8月31日(占守島周辺沿岸ではベニザケのオホーツク海への移動に配慮し7月15日-8月15日の間操業停止)

北クリール漁業区 6月18日-8月31日

南クリール漁業区 択捉島 7月11日-9月20日 国後島 8月1日-9月10日

報告担当者 原口聖二:今回の決定に資源来遊の弱さが指摘されているサハリン南西漁業区とアニワ湾漁業区の取扱いは盛り込まれていない。

 

 

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