2022年06月29日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[韓国 自国EEZ2022年度管理期間TAC設定を発表]
韓国海洋水産部は本日2022年6月29日、新年度管理期間となる2022年度(2022年7月-2023年6月)の自国EEZの水棲生物資源TAC設定を発表した。
新年度から新たに、タチウオ、キグチ、そしてサワラがTAC魚種に指定され、対象となるのは15魚種、17漁業種となり、総量は前年度比6割増の約45万トンとなる。
韓国の自国EEZにおける漁獲量は約100万トンであり、カヴァー率は4割強となった。
日本EEZとまたがり資源と位置付けられるスルメイカは、微増(+2%)の8万5,590トン(日本EEZ7万9,200トン)の設定となった。
特に、韓国EEZのスルメイカの1/3を生産している西海2艘引きの当該魚種設定は、前年度の1万3,650トンから更に上積みされ、1万5,030トンとなった。
各魚種のTAC設定の推移、並びに日本、韓国、ロシア、そして中国のスルメイカのTAC設定・漁獲勧告と漁獲情報は、別表、別図のとおりとなっている。