ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア バレンツ海沿岸でのムール貝の商業養殖を検討

2023-01-20 14:20:37 | 日記

 

2023年01月20日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[ロシア バレンツ海沿岸でのムール貝の商業養殖を検討]

ロシア漁業庁副長官ソコロフは、科学研究機関の情報を裏付けに、バレンツ海沿岸におけるムール貝の商業養殖の勧告を検討していると明らかにした。

2014年のクリミア情勢によるロシアの食品輸入禁止措置により、ロシア市場に大量に流入していたスペイン産のムール貝の輸入は停止していて、アゾフ・黒海の当該製品の生産拡大にインセンティブを与え、収益性も伸長していることが確認されている。

ソコロフは、輸入依存から脱却し、養殖漁業を発展させるため、食品輸入禁止措置を好機と捉えるべきだと指摘している。

 

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“ロシア漁業会社”スーパー・トロール“シリーズ船建造プロジェクト10隻中6隻が停止状態

2023-01-20 10:28:22 | 日記


 

2023年01月20日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[“ロシア漁業会社”スーパー・トロール“シリーズ船建造プロジェクト10隻中6隻が停止状態]

ロシア漁業最大手”ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ “(Русская рыбопромышленная компания「ロシア漁業会社」)が“投資クオータ”を利用して進めているスーパー・トロール漁船シリーズ建造プロジェクト10隻の内6隻が、ウクライナ情勢の影響で停止している。

「ロシア漁業会社」は2025年末までに、10隻をロシアの造船所において建造することが義務付けられているが、この内6 隻の進水時期が2030年から2031年までずれ込む可能性が指摘されている。

ロシア漁業会社はスーパー・トロールのモデル船としてトルコ造船所で“ウラヂミル・リマノフ”(Владимир Лиманов)を建造し、2021年から本格操業を開始させている。

同社は“ウラジミル・リマノフ”と同タイプのシリーズのスーパー・トロール漁船をさらに“投資クオータ”を利用して10隻揃える計画をしている。

このシリーズ船は全長108mで、年間1万5,000トン以上のスケトウダラのフィレ、ミンス、すり身を船内で生産し、残滓はミールとオイルに完全に処理され、漁獲物の最大100%を付加価値製品化することを可能にするプラントが設置される。

2022年10月には、シリーズの“カピタン・ヴドヴィチェンコ”(Капитан Вдовиченко)が北クリール海域で試験操業を開始している。

しかし、一連の制裁措置により、コンポーネントするエンジン、プロペラほか、主要な舶用機器の調達が困難となり、後続の6隻については、完全な再設計が必要な状態にあるとされている。

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