2024年10月30日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア大統領プーチン モーリタニア大統領との会談で漁業分野の優先協力を確認]
ロシア大統領プーチンは、カザンにおいてモーリタニア大統領モハメド・ウルド・シェイク・エル・ガズワニと会談を行い、両国の漁業分野の協力が優先すべき関心事項であることを確認した。
この会談は、BRICs首脳会議の枠組みで行われ、モーリタニア大統領は、当該分野におけるロシアからの投資に対する関心を表明した。
漁業分野におけるロシアとモーリタニアの協力の法的根拠は2003 年の政府間協定で、当該協定には、ロシア漁船がモーリタニア排他的経済水域内で操業する可能性のほか、ロシア科学研究機関によるアフリカ海域での大規模な調査航海に関する協力等が盛り込まれている。
BRICsの首脳会議の全体会合は、2024年10月23日行われ、 “国際法に反する一方的な経済制裁の撤廃を求める”等の内容を盛り込んだ宣言を採択した。
この中で、プーチンは30国以上が関係強化の意思を示していると述べ、BRICsがダイナミックに発展し、世界情勢における権威と影響力を強めているのを目の当たりにしていると語り、グローバル・サウスと呼ばれる新興国などを中心に、BRICsの影響力が拡大することに期待感を表明したとされている。
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