冷え込みが少し強くなってきたので、犬小屋に防寒用の藁を敷いてやった。
以前、ウレタンを布でくるんだ暖かそうな犬用の寝具を、ホームセンターで買って小屋に入れてやったら、数日でずたずたに噛み切って外へ出してしまった。
それ以来、冬を前に藁を敷くことにしているが、犬も自然素材が気に入ったようで、外へ放り出すことは無い。
しばらく使っている間に藁がなじみ、鳥の巣状の寝床になって気持ち良さそうに使っている。
今年の3月撮影
雪が降るようになると、屋根を茅で覆い、入り口に毛布の切れ端を吊るし、小屋の中にダンボール箱を入れて、防寒と防雪対策をしてやる。
去年の12月撮影
犬小屋は軒下に置いてあるが、吹雪く時は中まで雪が吹き込むこともある。
最低気温がマイナス10℃を越す日が続く時は、小屋の中のダンボール箱を玄関へ移動している。
寒さに強いと言われている柴犬でも、吹きさらしで震えていることもあるので、一冬に何回かは避難する日がある。
飼い主も寒い冬の過ごし方を、色々と工夫してきたが、部屋数が多いだけの古い民家は、すべて障子と板戸の間仕切りなので、寒くて部屋を使い分ける気にならない。
食べる、寝る、仕事をする、遊ぶなど全てを一部屋だけで済ますのが、一番合理的であることが分かった。
何となく犬小屋的だが、必要なものが手の届く範囲に揃っているのは、とても快適な暮らし方だと思っている。