ホウの木の枝に数枚残っていた葉もすっかり落ちて、むき出しの枝が寒々としている。
廃屋の脇には柿がたわわに生っているが、どういう訳か鳥も動物も寄ってこない。
側にあるイノシシ罠を警戒しているのか、山にはもっとおいしい食べ物がたくさんあるからだろうか。
後片付けが終わって人のいなくなった田んぼには、藁の束が一列に並んできれいに積まれていた。
なんだか、ほほ被りをした人形の行列のような姿が面白い。
爽やかに涼を誘っていた湧き水も、今は見ただけで冷たそう。
10月も今日で終わり、山里の秋は足早に去っていくようだ。
「飛騨の紅葉」をUPしたのでご覧下さい。