久し振りの秋晴れに誘われて、平湯から安房峠を越えて、中の湯温泉へ行ってきた。
安房トンネルが出来て以降、峠道を通る車はほとんどいないので、ゆっくり景色が楽しめる。
ちょうど紅葉が見ごろになり、山はどこも錦を散りばめたような美しさだった。
峠の中腹にある「篠原憮然」の遭難碑から見た平湯の温泉街は、まるで箱庭のようだ。
あいにく穂高連峰は、雲に隠れて見ることは出来なかったが、見事な紅葉を十分堪能できた。
峠の信州側中腹にある「中の湯温泉」は、山中の一軒宿で秘湯ムードの漂う静かな温泉だ。
湯船は真っ赤なもみじの葉が浮き、周りの紅葉を映していた。
ちょっと寒いが、雪景色を見ながらの露天風呂も素晴らしい。