名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

野生動物との攻防

2010年08月02日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方は、真夏の太陽がギラギラと照りつける暑い日となった。


今朝、畑を見回っていたら、食べごろの一番大きいプリンスメロンだけが、動物に食べられていた。
明日名古屋へ行くので、お土産にしようと藁で隠しておいたが、ムジナに見つけられてしまった。


熟していないメロンは無事だったので、鼻で嗅ぎ分けて選んでいるようだ。
田んぼの方に気を取られ、畑が手薄になっている隙を突かれてしまった。

稲の出穂が始まり、集落では猪の侵入に備えて緊張感が高まり、防御策が急ピッチで進められている。

イノシシが罠に入り易いように、誘導路が刈り払われたり、イノシシ柵作りが済んでいない家は、トタン柵や電気柵の設置に余念が無い。


しも手の田んぼをやっているおじいさんが、柵作りをはじめたので手伝うことにした。
この田は山と隣り合わせで、山から谷川へかけてイノシシの通り道になっており、いつも他より頑丈で高い柵を作っている。


先の尖った重い鉄棒を地面に打ち込んで穴を開け、そこへ支柱の鉄棒を2本立てて、その間にトタンを2段に積んでいく。
山すそから谷川まで、延々と柵を築く作業をしていて、「七人の侍」の野伏せりと百姓の攻防を思い出した。
昔と変わらぬ百姓魂で柵作りが営々と続けられているが、山里を救ってくれる強い浪人が現れないだろうか。

コメント (2)
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