今日の夕方、林道を散歩していて熊を目撃した。
ユキ(柴犬)がきょろきょろと落ち着かないそぶりをするので、視線の先を追うと木の枝ががさがさと音を立てて揺れていた。
木の上で黒い物体が動いていたので、すぐに熊とわかった。
木から下りはじめた熊が途中で止まったので、3枚写真を撮ったが薄暗くてはっきり写らなかったが、真ん中の黒いかたまりが熊である。
この林道で熊を見たのは2度目であるが、木の枝を集めた熊棚はよく目にする。
熊に襲われたという話は聞かないが、小学生はランドセルに熊除けの鈴をつけて登下校している。
どんぐりや栗の実はまだ小さいが、空腹の熊はそれを食べていたのだろうか。
恐る恐る現場を退いたが、ユキは吠えることも、ファイティングポーズを取ることも無かった。
これでは、襲われても飼い主を守ってくれそうにない。
話は変わるが、先週の土曜日にノートPCが故障をしたので、休み明けを待ってメーカーのサポートセンターへ連絡した。
その間にブログを見た知人からの電話で、故障の原因や過去の経験など、参考になるアドバイスや予備知識を貰った。
その中で、最近の猛暑でパソコンがオーバーヒートして壊れることがあるので、空間を作ったりして、熱がこもらないように工夫する必要があると言われた。そのあたりは無防備であったので、故障の原因になったのかもしれない。
サポートセンターへ故障の状況、商品の型番、シリアル番号などを伝えたところ、修理対象外の商品で対応は出来ないと冷たい返事が返ってきた。
2005年以降の製品しか対象にならず、僅か2ヶ月古いだけで、部品の在庫もなく、修理体制も無いとの返答は納得できない。
せめて故障箇所の診断は出来ないかと聞いてみたが、それも受け付けてくれなかった。
同一品番の中古PCを買って、ハードディスクが無事なら付け替えて、データを復旧しようと思ったが、これも出来なくなった。
ハードディスクが壊れている可能性もあるので、ネットで調べてみたら、データの復旧や抽出などを専門に扱う業者が無数に出てきた。
その中で、復旧率91パーセントの実績NO1をうたう業者に電話をしてみた。
同じように症状を話した結果、概算の金額と修理日数などをその場で教えてくれた。
依頼する場合はパソコンを送り、技術者が詳細を調べた上で、再度正確な金額を出して、正式に頼めばよいとのことだ。
メーカーの事務的な対応とは対照的で、懇切丁寧な説明は解かりやすく、わらにもすがる思いの人には心強い味方になってくれそうだ。
幸い壊れたパソコンのデータの大半は、もう1台のデスクトップPCに入っているので支障は無いが、書きかけのホームページの原稿が取り出せないので困っている。
これだけのために、大金を払って復旧するのはもったいないので、もう一度思い出しながら書くことにした。
数え切れないほどデータ復旧業者があることは、世の中に需要がたくさんあるからだろう。
大切な顧客名簿や取引記録などが失われたら死活問題であるし、個人でも住所録やメールアドレス、思い出の写真などが無くなったら大ごとだ。
バックアップをしておいて良かったと思うと同時に、人間だけでなくパソコンも熱中症になることを思い知らされた。