裏山の山椒の実がまだ青かったので、少し摘み取ってきた。
赤く熟した実を粉にした香辛料は、鰻丼などでよく使われる。
奥飛騨では山椒の栽培が盛んで、特産品として粉山椒が販売されている。
昆布とじゃこがあったので、山椒の実を入れて佃煮を作った。
作り方はネットで調べた結果、まず山椒の佃煮を作った後で、昆布とじゃこと一緒に炊き込めば、それぞれの味と香りが引き立って美味しく出来るとのことだ。
いつもはだし汁を作って一緒に煮ていたので、山椒の辛味が強すぎて唇まで痺れたことがあった。
今回は予め山椒を茹でてあく抜きをし、味付けをしてじっくり煮込んだので、辛味と香りは程よい加減になった。
レシピ通りに味醂や酒も使ったので、見栄え?も味も佃煮屋並だった。
日持ちもするし、ピリッと来る涼味は夏向きで、食欲をそそる。
簡単料理を旨としていたが、料理もひと手間かけると違うことがわかった。