早朝は雲が多く霧が立ち込めていたが、間もなく夏空が広がっていった。
稲の開花がほぼ終わったので、しばらくの間は間断潅水を繰り返す。
水温が30℃を越すと、根が弱り葉が枯れて収量や品質の低下につながるので、状況を見ながら新鮮な水を入れて酸素の補給をする。
16日に乾いていた田んぼに水を張ったが、晴天と高温で今朝は既に干上がっていた。
蒸発をするのも早いが、稲も大量の水を吸収しているようで、籾も日ごとに重くなっていく。
畑の収穫もピークを迎えて、その日の分だけを取って、3度の食事で食べ続けているが、とても追いつかない。 みょうがも加わったが、そうめんの汁や味噌汁に刻んで入れると、涼味と香りが楽しめる。
お昼過ぎに、乗鞍岳上空あたりに入道雲が現れたが、夕立が来ることも無く、一日中カンカン照りだった。
厳しい暑さが続いている中で、休耕田の蓮が遅ればせながら開花した。
今年は開花の時期も遅く、花の数も例年に比べると少ないのは、猛暑のせいだろうか。
残暑は厳しいが、秋の気配もところどころで感じるようになってきた。
紫色の萩が咲く脇で、ススキの穂が風に揺れて、秋を感じさせてくれる。
アキアカネが飛び交い、コスモスも咲き始めた。
山里では、お盆を境に急に秋がやって来るが、今年はその感が薄かった。
ようやく 「秋きぬと 目にはさやかに 見えてきた・・・」