今朝も畑を荒らされていた。
メロンとスイカは藁をかぶせてネットで覆っておいたので無事であったが、トウモロコの幹を押し倒して、実を食い散らかしていた。
ひげも少し青く、まだ実も熟していないので大丈夫と思っていたが、9本も倒されていた。
いずれも未熟で不味かったのか、一部をかじっただけで残していた。
行儀の悪い食べ方は、ムジナの仕業といえども許せない。
このあたりでは「ムジナ」と呼ばれ、畑を荒らす悪者とされているが、タヌキやアライグマとよく混同される。
むかし、刑法の授業で聴いた、「たぬき・むじな事件」を思い出すが、昔から識別が難しい動物のようだ。
この事件は大正時代に、むじなを仕留めた猟師が狩猟法で禁止されているたぬき捕ったということで逮捕された。
大審院まで争った結果、たぬきでなくむじなと信じて捕った猟師に無罪判決が下った。
事実誤認の判例として、当時はよく取り上げられたが、今も講義で引用されることがあるのだろうか。
話がそれてしまったが、現場の目撃や証拠が無いまま、ムジナと決め付けてしまったが、手口を見る限り、事実誤認は無いと思う。
下見に来たのかもしれないので、急遽ネットで防御柵を作った。
蛇嫌いの人は以下は飛ばしてください。
食事の準備をしている時、隣のおばあさんが大声で呼ぶので、何事かと思って下りて行ったら、マムシを足で押さえつけていた。
つかむ物が手元に無いので、鎌を持ってきてくれと頼まれ、大急ぎで鎌と鳶口を持って現場へ戻ってきた。
子供の頃、蛇を殺すとたたると言われていたが、マムシは人に害を加えるので、このあたりでは見つけたら生け捕りにするか、殺すことになっている。
マムシが欲しいかと言われたが、とても生け捕りにする勇気は無いので、成仏してもらうことにした。
水路の近くはマムシが潜むので、草を刈って見通しよくしておいたので、おばあさんが見つけたが、ここで野菜などを洗ったりするので気を付けねばならない。
どちらが鎌で首をはねたかは内緒だが、刑法36条の規定で、おばあさんともども共同正犯の罪は免れるだろう。
いろいろなハプニングがあったが、夏野菜のお土産を持って、これから名古屋へ。