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フランクフルト対ハノーバー

2018-10-11 21:38:53 | ワールドサッカー
ドイツ、ブンデスリーガのフランクフルト対ハノーバーをビデオ観戦しました。まずはフランクフルトの「DF長谷部」から動きを追ってみました。長谷部は、セットプレーの守備で見ると、相手FWに頭一つ上に行かれるという関係ですが、こぼれ球を拾って正確に味方に出す、相手FWとの競り合いは同時に跳んで相手のバランスを少しでも崩すなど、できることを正確にやっていた印象です。

しかし、この試合では別のところに目が行きました。それはフランクフルトMF、アンテ・レビッチ選手です。彼はW杯のクロアチア代表のレギュラーMFで、W杯で決勝まで戦ったスケジュールを考えると8月開幕のブンデスリーガに合わせるのは難しく、6試合目のこの試合が彼の今季初スタメンでした。W杯ではスピードのあるウイングというイメージでしたが、この試合では別の長所に目が行きました。

それは相手DFと競り合ったときの強さです。この日のフランクフルトは、1トップにアレ(9番)を置き、2シャドー気味にレビッチ(4番)とアラン(28番)を置く布陣でしたが、最初はポゼッションサッカーを志向するハノーバーがボールを持ち、フランクフルトはカウンターからの速攻が狙いという構図でした。スピードのあるレビッチはこの役割にははまりそうな予感はありました。

その、おあつらえ向きの場面は前半の2点目でした。レビッチが仕掛け、相手DFに体の強さで負けなかったレビッチは、見事フリーになって2-0とする値千金のゴールを決めます。これで、ハノーバーは無理に攻めに行かざるを得なくなり、後半の頭から2トップを両方変えて勝負に出ますが、逆にフランクフルトがボールを支配して、後半はワンサイドゲームの様相でした。

そこでも生きたのはレビッチです。アレのヘディングでの落としに反応したレビッチは、相手DFにまたも体で競り勝ち、飛び出してくるGKの横を抜くパスを出して走り込んだデグスマン(6番)のゴールにつなげます。この場面は体で競り勝ったのも良かったですが、走り込んでいたデグスマンが見えていたことが素晴らしいです。

試合は4-1でホームのフランクフルトの勝利に終わりました。レビッチに関しては、正直言えばクロアチア代表では地味な存在という印象もありましたが、フランクフルトの中では頭一つ抜けた存在とわかりました。そういう選手が集まってこその、クロアチア代表の準優勝だったのだろうと思います。
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