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何かおかしかった浦和(7/10大分対浦和)

2021-07-10 21:44:54 | 浦和レッズ
今日の浦和のアウェイ大分戦は、0-1と浦和敗戦に終わりました。この試合は、下位に沈む大分戦を落としたという衝撃もありますが、大分が勝つとすればこのシナリオしかないという形に持ち込まれました。大分というチームは、組織的に守れるチームなので、その組織力を生かして少ない点差を守り抜くことが大分の勝利条件でした。

特に浦和の前半の戦い方はおかしかった印象です。ボール支配率だけは高かったものの、ゴール前にボールを入れることができず、サイドでボールを失ってから何度もカウンターを食らいました。そのカウンターを、自陣で正確に回収できていれば大分を恐れる必要はなかったですが、そのカウンターをシュートに結び付けられ、左サイドからのクロスを町田に合わされて最悪の1点ビハインドを追うことになります。

特に大分のまとまりを感じたのは、浦和がクロスを入れた後のセカンドボールの処理でした。大分がクリアしたところに、FWの長沢が降りていて、大分がマイボールにするか、最悪でも前から守備に行っていました。これで大分は前半一杯、攻撃を完結することができており、シュート数では大分8本に対して、浦和はロスタイムに柴戸が打ったわずか1本と差をつけられました。

このままでは終われない浦和は、MF柴戸を下げてFW杉本健勇を投入し、相手の圧力の前に思うようにキープできていなかったトップ下の小泉をボランチに下げて、杉本とユンカーの2トップに変更してきます。これで低い位置に主戦場が変わった小泉がボールをさばけるようになり、サイドの田中達也や明本が裏へ走れてチャンスができます。

浦和の得意な形である、サイドからクロスを入れるところまでは行けましたが、この日はエースストライカーのユンカーに当たりが出ておらず、ユンカー自身もシュートよりパスのことを考えている様子でした。それでも、明本や汰木、杉本らが何本もシュートには行ったものの相手Gポープの好守にも阻まれました。後半にようやく流れが出たものの、守る側だった大分にもリズムが出て、守り切った大分が1-0と勝利することになりました。

浦和はリーグ戦が中断に入る前の最後の試合を敗れ、上位を狙う目標への道は一旦小休止です。結果的には、天皇杯でユンカーと小泉を出さざるを得なくなった影響はあったと言わざるを得ません。いつも、大分とアウェイで当たるときは、チームコンディションが苦しいときと、巡り合わせの悪さも感じますが、中断期間も利用してチーム力を上げて行って欲しいです。
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