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ユベントス対フィオレンティーナ後半

2020-02-06 22:06:43 | ワールドサッカー
1点ビハインドのフィオとしては、どこかで守備的布陣を捨て、攻める時間を作らなければなりません。フィオとしては、狙いどころに定めたのは、攻撃的な選手を起用しているユベントスのSBでした。右SBのクアドラードは、攻撃的MFで起用されることもあるほど、前に仕掛けるドリブルが武器なので、守備では狙えるという頭もあったでしょう。

フィオの狙いがうまく行った場面もありました。それは、左サイドから右アウトサイドを狙ったサイドチェンジのロングボールでした。これで右アウトサイドのリロラが生きた場面もあり、マイナスのクロスからのシュートがフィオの狙いでした。それでも、ユベントスのDFはしっかり寄せ、シュートをブロックすることができていました。

もう一つの狙いは、ユベントスの高い最終ラインの裏へのパスでした。これはユベントスサイドは読んでおり、ボランチのプヤニッチ、ベンタンクールのところで回収できました。そのため、フィオの攻撃は完結することが少なく、この内容ではユベントス相手に勝利することは難しそうだと思えてきます。

ユベントスでは何と言ってもロナウドでした。ミドルシュートへのこぼれ球への反応が誰よりも早く、追いつけそうもないボールに追いつけるのは、今年で35歳とはいえまだまださすがです。ユベントスは追加点を狙って、ポストプレーヤーのイグアインを下げてディバラを入れ、彼の持つ下がり目の位置でのキープからの攻撃を意図してきました。

このゲームを決めたのは、最初の点と同じVARでした。ベンタンクールが敵陣に仕掛けたドリブルに対し、フィオDFチェッケリーニが手を使ってベンタンクールを止めたという判定となりPKが宣告され、これをロナウドが蹴ります。ロナウドはさすがのキックで、相手GKが届かない左隅に正確に決めて2-0となり、試合は最後にデリフトのヘディングシュートも出て、3-0でユベントスの勝利に終わります。

フィオは未だにバティストゥータのいた90年代が印象的ですが、今では普通の地方チームです。毎年選手を引き抜かれるフィオは、ユベントスとの力の差は確実にあります。昔のイメージで好カードと思っていましたが、実際はユベントスの「順当勝ち」だった試合のように思えました。

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