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仙台戦マニアック分析

2019-07-07 20:17:53 | 浦和レッズ
後半、この試合の流れを大きく変える事象がありました。前半で1枚イエローカードをもらっていた、仙台MF椎橋が長澤にファウルに行って2枚目のイエローカードで退場したからです。ここで、仙台の渡辺晋監督はリスクをかけて攻めるよりは1点差をキープして少ないチャンスに賭けようとして、FWの石原直樹を下げてボランチの富田を投入してそのまま椎橋の抜けたボランチに置き、4-4-1の布陣でこれまでのように2ラインを自陣に引く選択をします。

もちろん、前が長沢駿一枚になっているので、相手が前からプレスに行くことができないので槙野や宇賀神、橋岡のところは空くようになってきます。もっとも、浦和には痛いアクシデントもあり、ゲーム中にどこかを痛めていた武藤雄樹がベンチに「替えて欲しい」とサインを送り、急遽武藤out杉本inの交代を打たなければならなくなります。

ベンチの大槻監督にとっては、交代枠のうち2枚が負傷で使われたので、監督として流れを変えにくい試合になってきます。また、武藤が果たしていた、セットプレーのキッカーがいなくなるというマイナス面も出てきます。セットプレーは長澤が蹴り、マウリシオの頭に合うなどのチャンスも作っていますが、第一キッカーの柏木が手術で不在なので、武藤交代時に備えた長澤のオプションも練習しておく必要があります。

試合がそのまま1-0で動かないと、最後の交代枠で両チームのメッセージ性が出てきます。浦和は興梠out阿部勇樹inです。これは1-0のままでいいという意味です。長澤がこの試合でトップ下とボランチを何度も変わることになりますが、浦和としてはDFラインでボールをつないでいれば相手は苦しいという意図があったでしょう。

これに対し、最後にハモン・ロペスという切り札を残していた仙台は、ボランチの松下に替えて入れてきました。2トップへの変更で、同点ゴールを得てあとは守るという意図もあるでしょう。仙台はどんどんロングボールを蹴って最後のチャンスに賭けますが、浦和はきっちり時間を使ってそのまま1-0で逃げ切ることに成功します。

時間稼ぎのやり方がうまくないなど、課題を言えばきりがないですが、それでも残留争いに巻き込まれないために必要な勝ち点3は得ました。これで、次の横浜FM戦でまた進化した浦和を見せて欲しいと願って、久しぶりにミッドウイークに試合のない平日を過ごしたいと思います。




























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