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スピードスケート女子団体パシュート

2022-02-20 21:01:43 | 他スポーツ
スピードスケート唯一の団体戦、女子団体パシュート、見ていました。この競技は平昌五輪で日本が金メダルを取った「お家芸」で、メンバーが年間300日ほどを一緒に練習することで組織力をつけています。3人が一団となって滑り、最下位のタイムで勝敗を決める競技で、いかに負担の大きい先頭を交代させながら滑るという、スピードスケートではこれまでなかった技術が要求されます。

日本はタイムレースの準々決勝で、堂々と1位のタイムで準決勝進出を決めます。優勝候補のオランダやカナダとは秒単位の差をつけた圧勝で、1位で通過したことで準決勝の相手が準々決勝4位のROC(ロシア五輪委員会)になります。準々決勝はタイムレースですが、準決勝は相手に先着すれば決勝進出という条件で、思惑通りROCに勝って決勝進出を決めます。

決勝の相手はカナダでした。日本の売りは、長年コンビを組んで合わせた、高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那の連携の上手さです。実際、映像を見ていればその組織力は見えており、「一糸乱れぬスケーティング」と実況が賛辞を送ったほどでした。まるで、連動している竜のような、流れるような動きは、それを見ているだけでも楽しめるものでした。

しかし、カナダはこのレースにコンディションを合わせていたようで、日本が上手く滑ってもなかなか差が開かない展開が続きます。パシュートの距離は400m×7周の2800mで、3000mか1500mのスペシャリストが合う距離です。日本は1500m銀メダルの高木美帆が2度にわたって先頭を引っ張り、連携の乱れはなかったものの、最後の1周のところでの差はわずか0.32秒でした。

おそらく、そのタイム差はコーチ陣から選手に連携が行ったことでしょう。差が開かないという思いが、最後に焦りにつながったかもしれません。最後のコーナーで、高木菜那がバランスを崩して転倒し、日本は確実にしていた金メダルを目前で逃す結果になりました。もちろん、銀メダルでもすごいのですが、高木菜那は昔のリレハンメル五輪で失敗ジャンプをした原田雅彦のように、ちょっと悪い意味で目立ってしまった痛恨事となりました。

それでも、その失敗にめげずに高木美帆が、残っていた1000mで優勝したのはさすがでした。高木菜那も、まだ取り返す機会はあるので、今後どうするかにしてもこの経験を生かして欲しいものです。

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