パリ五輪からは、女子柔道48キロ級の角田夏実選手の金メダルという、明るいニュースが届きました。柔道は軽量級は豪快な投げで決着することが多いので、耐えて小差の試合を拾う重量級とは別の競技に思えます。角田選手の得意技は巴投げで、高校時代に習った柔道の授業では「捨て身技」と表現される、失敗すると相手に抑え込まれるリスクもある技です。
勢いをつけて後ろへ投げるのが巴投げというイメージでしたが、角田選手の巴投げは投げてから足で相手をひっくり返せるのがノウハウです。特に、準々決勝でフランス選手相手に一本勝ちを決めた巴投げはこれぞ柔道のだいご味という技で、足で蹴ったことで見事に相手が裏返り、綺麗に決まった文句なしの一本勝ちでした。
また、角田選手は関節技も得意にしています。巴投げが決まらないと相手との寝技の攻防戦になりますが、そこで相手の腕を取っての「腕ひしぎ逆十字固め」など、巴投げが決まらなくても逆転できるオプションも持っています。1回戦、2回戦はそんな関節技で勝ち進み、それほど時間をかけないで準決勝まで順調に勝ち上がることができました。
厳しい試合になったのは準決勝のバブルファト(スウェーデン)戦でした。今の柔道は有効が廃止され、技あり以上の技を決めないとポイントになりません。また、両者ポイントがない場合はゴールデンスコアの延長戦で、試合が決まるまで無限に試合が続きます。なかなか巴投げが決まらなかった試合になりましたが、延長戦で相手に3回目の指導が出ての反則負けで勝ち上がる、際どい試合になりました。
ここを勝ちぬいたことで、決勝戦のバフードルジ(モンゴル)戦は持ち味の巴投げが技ありになって優勢勝ちした角田選手は、見事金メダルに輝きました。もともと、世界選手権3連覇の実績がある彼女ですが、五輪代表は31歳の今回初めてつかみました。どうしても「お家芸」日本の柔道は常に金メダルを期待され、プレッシャーもあったと思いますが、どういう戦い方をするか明確だった印象がありました。
見た目もかわいいので、「角田夏実」で検索すると「かわいい」が付いてくる選手でもあります。帰国すれば地元は大フィーバーで、驚くとは思いますが、自らの試合を終えた後の五輪の雰囲気も楽しんで帰国してくれれば嬉しいです。
勢いをつけて後ろへ投げるのが巴投げというイメージでしたが、角田選手の巴投げは投げてから足で相手をひっくり返せるのがノウハウです。特に、準々決勝でフランス選手相手に一本勝ちを決めた巴投げはこれぞ柔道のだいご味という技で、足で蹴ったことで見事に相手が裏返り、綺麗に決まった文句なしの一本勝ちでした。
また、角田選手は関節技も得意にしています。巴投げが決まらないと相手との寝技の攻防戦になりますが、そこで相手の腕を取っての「腕ひしぎ逆十字固め」など、巴投げが決まらなくても逆転できるオプションも持っています。1回戦、2回戦はそんな関節技で勝ち進み、それほど時間をかけないで準決勝まで順調に勝ち上がることができました。
厳しい試合になったのは準決勝のバブルファト(スウェーデン)戦でした。今の柔道は有効が廃止され、技あり以上の技を決めないとポイントになりません。また、両者ポイントがない場合はゴールデンスコアの延長戦で、試合が決まるまで無限に試合が続きます。なかなか巴投げが決まらなかった試合になりましたが、延長戦で相手に3回目の指導が出ての反則負けで勝ち上がる、際どい試合になりました。
ここを勝ちぬいたことで、決勝戦のバフードルジ(モンゴル)戦は持ち味の巴投げが技ありになって優勢勝ちした角田選手は、見事金メダルに輝きました。もともと、世界選手権3連覇の実績がある彼女ですが、五輪代表は31歳の今回初めてつかみました。どうしても「お家芸」日本の柔道は常に金メダルを期待され、プレッシャーもあったと思いますが、どういう戦い方をするか明確だった印象がありました。
見た目もかわいいので、「角田夏実」で検索すると「かわいい」が付いてくる選手でもあります。帰国すれば地元は大フィーバーで、驚くとは思いますが、自らの試合を終えた後の五輪の雰囲気も楽しんで帰国してくれれば嬉しいです。
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