Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ボールへの要求(4/14浦和対神戸)

2012-04-15 11:37:09 | 浦和レッズ
後半に試合が動き、セットプレー2発で勝ち越すことができましたが、前半は低調で、「この試合はスコアレスドローかな」と思うほどでした。しかし、そんな前半に一つ目立っていたことがあります。それは、前線のポポやマルシオなど、みんなが積極的にボールを要求していたことです。

確かに、単に要求するだけで動かなければチャンスにはならず、前半はあと一つつながれば決定機となるラストパスがカットされる場面も目立ちました。それでも、みんながボールを呼ぼうとするのは前監督時代にはなかったことで、ミシャのサッカーは1トップ2シャドーが全員FWのような意識でプレーすることが求められますが、それを外国人選手に至るまで全員が理解していると感じました。

昨日も結果を出したマルシオは、すっかり自分の特徴であるキープを思い出したようで、守備もやっていました。負傷交代は気になりますが、この調子を維持して欲しいと思います。また、後半にカウンターで攻められてシュートで終われたのも大きな進歩です。梅崎が再三の決定機を外してしまいましたが、相手が前の枚数を増やしてきたところをカウンターで攻められるのは理想的な時間の使い方です。

去年はセットプレーで点が取れませんでした。スピードのないマルシオに不慣れなボランチをやらせてしまったのも一つの理由だと思います。マルシオを獲得した意図は間違いなく昨日のようなFKを直接決めることのはずで、ようやくマルシオの実力が発揮できる環境が揃ったと、これもミシャの手腕かと思います。

阿部勇樹の先制点は、相手が槙野に何枚もマークを付けていた裏が空きました。やはり槙野のヘディングは怖いはずで、人数を掛ければ止まると思ったのか、セットプレーに強い阿部勇樹を空けたのは神戸のミスだったと思います。もちろん、左足で打ったのはとっさに出たプレーだと思いますが、阿部勇樹が両足で蹴れるようになっていたからこそのプレーだと思います。

一昨日、コンパクトな2ラインについて話しましたが、浦和のサッカーはまったく違うどんな分類にも入らない「異端」サッカーです。ミシャは「アリゴ・サッキのゾーンプレスに勝てるサッカーを」と考えて編み出したのがこのスタイルで、ストッパーが左右に開き、ボランチが当たり前のように最終ラインに入ってつなぎ、どうしても左右のアウトサイドを相手がマークしきれないという、相手が戸惑っているうちに勝ち点をできるだけ稼ぎたいところです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 南海の黒豹(若島津) | トップ | 桜草自生地 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

浦和レッズ」カテゴリの最新記事