Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

フェデリコ・バルベルデの印象

2023-03-26 13:22:11 | ワールドサッカー
今回のウルグアイ代表では、Rマドリード所属のバルベルデのプレーが楽しみでした。事前に情報を入れるために、Rマドリードの試合を2試合ほどビデオで見ましたが、Rマドリードでは右のウイングでありながら、MFに下がったり、展開によっては最終ラインをサポートするなど、運動量が多いのが売りというのは伝わってきました。もっとも、Rマドリードではベンゼマやビニシウスを機能させるために、守備など「汚れ役」を引き受けているわき役という印象もありました。

しかし、ウルグアイ代表ではキャプテンを務める彼は主役でした。ウルグアイがDFラインにプレスに来るときに、最初に行くのはCFのゴメスですが、次に行くのがMFであるはずのバルベルデでした。基本ポジションは4-3-3のサイドMFのようですが、バルベルデの場合ポジションはあってないようなもので、彼の持っているサッカーセンスを信頼して、その運動量を生かして好きな位置に行っていい様子でした。

もちろん、こういうことが可能なのは、サイドのFWであるペリストリとロッシに、バルベルデの上がったポジションを埋める約束事があるからです。そのため、ウルグアイを見ていると、「バルベルデは一体何人いるんだ」と思えるように、時にはMFでさばいて味方を上がらせることもできます。さすがにRマドリードのように最終ラインまでは下がらなくて良い様子でしたが、チーム全体で彼のサッカーセンスを生かしたい様子は見えてきました。

また、ゴールもバルベルデでした。クロスが瀬古に当たってこぼれてきた偶然にも思えるゴールではありますが、その位置にいられるのは彼の持っている運動量のなせる業です。思い切って右足を振り抜いたシュートは、一旦ポストを叩きましたが、その跳ね返りを落ち着いて頭で押し込める技術と精神力の高さを見せてくれました。

セットプレーではバルベルデはキッカーです。後半にバルベルデのFKから、ロドリゲスが頭で落としてトーレスがシュートを放つ形も機能させていました。トーレスがシュートをクロスバーに当てて点こそ取れなかったものの、途中出場で日本に特徴が知られていないロドリゲスのヘディングを利用する、したたかさも持っていました。

これで、ヌニェス(リバプール)やアラウホ(バルセロナ)がいればもっと強いチームなのだろうという残念さはちょっとありましたが、このワールドクラスの選手を見ているだけでも楽しめました。おそらく、日本代表よりこっちの方が、後々まで覚えていることになりそうです。










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウルグアイ戦マニアック分析 | トップ | さいたま市のソメイヨシノ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ワールドサッカー」カテゴリの最新記事