kotoba日記                     小久保圭介

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草原の歌

2020年04月02日 | 生活
  

良い天気

草原は
風が姿を現わす

草は風の思いを受け
方々に揺れ
風力さえも知らせてくれる

見えぬはずの風の姿が
草によって
可視化する瞬間
わたしたちは
自然界のすることを
きれい
という言葉で
脳は言語化したあと
体感の認知は
あとから来る
本当は視覚と皮膚感覚は
同時に起きているのに
皮膚感覚は
無意識の領域に瞬時に貯蔵され
瞬時遅れて
意識される

それは気持ち良い風
であったり
寒いかな
であったり
いろいろ

陽光は
本当の誠であって
あまねく照らす
大日の光は
つねに
わたしたちを
照らしているのに
それに慣れてしまった人たちは
陽光のことを忘れてしまい
青い空を一度も見ることを意識せず
一日を終えてしまう
もったいない
あんな黄金の光と
こんな青い空が
あるというのに
地球に生れたことさえ忘れて
空を見ることさえ忘れて
自分の手ばかり見ている







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自然発生する歌

2020年04月01日 | 生活





最近
雨の日が多い

湯屋は当分
行かないことにした
武者小路君も同意

今日は朝から
元気
やるべきことを紙に書き
順番をつけてこなしてゆく

空は明るい
空はグレイ

夜は強い雨

スギ花粉が終わり
すでに始まっているヒノキ花粉
ところが
いまのところ
例年のような
たいへんな症状がない
これはどうしたのだろうと
不思議

きっとヒノキ花粉は
これからが本番だ

---

いつだったか
お店のうしろの方で
誰かが宮沢賢治の話をはじめ
合わせて
『星めぐりの歌』の話になった途端
一人が口ずさみ
つづけてわたしも混じって
数人で歌うという
素敵なひと時があった

自然発生した歌
小学生のころは
下校時なんかに
歩きながら
誰かが何かを歌うと
数人で合わせて歌いながら
帰った

今でもたまに
小学生や中学生が
稀ではあるけれど
口ずさみながら
歩いている
そんな場面に出くわすと
楽しいしうれしい

男子より女子に多い傾向があるけれど
わたしの前を通り過ぎる時は
歌は消え
通り過ぎたあとに
また歌いはじめる

歌が目の前を通り過ぎてゆく
こんな幸せはあまりにも貴重で
人が歌うという行為は
宇宙規模で考えても
素晴らしいことだ
どの星の生物が
歌うだろう

歌は響く
瞬時に
宇宙のかなたまで






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