トヨタ自動車とダイハツ工業は12月5日、車に後付けでき、アクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ぐ装置をそれぞれ発売した。
障害物が近くにある状態で強くアクセルを踏むと、センサーが働いて急発進を抑制する。
高齢者などによる踏み間違い事故が多発しており安全性を高める。
トヨタの装置は、自動ブレーキのない旧型「プリウス」と「アクア」の一部に搭載できる。
対象車種は今後増やす。
センサーが前後3メートル以内にある壁などの障害物を検知し、運転手がブレーキと間違えてアクセルを踏み込むと警告音とともに、モニターに「アクセルを離してください」と表示され加速を抑制する。
自動停止はしないため運転手がブレーキを踏む必要がある。
希望小売価格5万5080円で、取り付け工賃が別途かかる。
ダイハツの装置「つくつく防止」は2007年に発売した2代目「タント」向けで、対象車種は順次広げる。
名称は後付けの「付く」にちなんだ。
車両の前後のセンサーが障害物を検知し、踏み間違いがあれば運転席に設置した表示器を点滅させたりブザー音を鳴らしたりして警告するとともに、エンジンの出力を抑制して急発進を防ぐ。
希望小売価格は、3万4560円(取り付け費用別)。
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